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NHK杯将棋トーナメント(▲羽生二冠-△長沼七段)
昨日のNHK杯将棋トーナメント 羽生善治二冠対長沼洋七段戦は最後までわからない戦いでした。
長沼七段はNHK杯初出場だとのことですが、どの将棋も粘りのある指し方でここまで勝ち上がって来られました。
さて、迎えた羽生二冠との一戦、どのような戦いになるのか注目しながら見ていましたが・・・。

戦型は後手長沼七段のゴキゲン中飛車に、対して先手羽生二冠は丸山流の角換わりで対抗しました。長沼七段は意外と器用なんですね。何でも指されるオールラウンダーとのこと。

長沼七段の指し手で光ったのが下図の局面。
NHK杯(羽生二冠-長沼七段)50手目

解説の阿部八段が△6九角からの手順を解説されていたところ、長沼七段は△1四角と打ちました。なかなかセンスのある手だと思います。
この後、▲3八銀△3六歩▲4五桂△3七歩成▲同銀△4七角成となって、後手は馬を作ることに成功。長沼七段が一本取った感じです。

中盤以降先手の羽生二冠は右辺に手を付けず、8筋からの玉頭戦に挑みを掛けました。

下図は局面進んで終盤戦、87手目に先手が▲7一銀と迫ったのに対し、後手が△9三銀と受けた局面です。
NHK杯(羽生二冠-長沼七段)88手目

本譜はこの後▲9五歩と突きましたが、ここは▲6三歩として馬筋を消す手がありました。
後手が△5三角と攻防に打っても、▲6五桂△7五角▲同銀△同金に▲7二角で決まっていました。以下△7四銀には▲8一角成△同玉▲7三桂成で必勝です。

さらに局面進めて104手目、後手が△5八角と反撃に出たところでも先手の勝ち筋がありました。
NHK杯(羽生二冠-長沼七段)104手目

本譜は▲4八飛とかわしましたが、ここは▲4四飛と銀を捕獲して詰めろを掛ける狙いがあったのです。
△同歩は▲8二銀打や▲8五桂或いは▲8三歩成以下の即詰みとなります。
よって△7一馬と銀を取るのが一番の応手ですが、▲8三歩成△同銀▲同桂成△同玉▲8四銀△9二玉▲8三銀打△8一玉に▲7四飛で受け無しになります。

羽生二冠は最後まで攻め続けたのですが、結局後手玉を詰ますまでには至りませんでした。
上記に示す必勝の手筋を逃したのが痛いですね。

長沼七段は命拾いです。最後は簡単に先手玉を詰ましてベスト4に一番乗り。
羽生二冠の「負けました」の一言に、長沼七段が深々とお辞儀されたのが印象的でした。

この対局を見ていた方は恐らく最後の結末に驚いたことでしょう。
将棋はほんとに最後までわかりませんね。

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コメント
この記事へのコメント
初めまして。 タニシと申します。私も羽生さんが勝つと思って見ていました。本当に将棋は最後までわからないですね。
羽生さんが終盤、首を傾げながら指していたのが私は印象に残っています。
2008/02/06(水) 18:41:18 | URL | タニシ #-[ 編集]
同感です
タニシさん、こんばんは。

多分テレビを見ていた方は殆どの人が羽生さんの勝利を確信していたでしょうね。
それにしても、長沼七段の粘り強いこと。あの指し回しを見ていると、この人がNHK杯初出場だとは思えませんよ。
2008/02/06(水) 22:16:28 | URL | infosensor #-[ 編集]
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