情報の友
気になる情報を発信するブログです。
第28期竜王戦七番勝負第3局 渡辺棋王、2勝1敗でリード
1勝1敗のタイで迎えた第28期竜王戦七番勝負の第3局は、123手でもって先手番の挑戦者・渡辺明棋王が糸谷哲郎竜王を破り、対戦成績を2勝1敗としました。

戦型は後手の糸谷竜王が得意としている一手損角換わりでした。対して渡辺棋王が取った作戦が棒銀からの攻めで、糸谷竜王も強気の構えで応対し中盤頃に馬をつくって反撃を窺う展開になりました。
その後渡辺棋王が巧みな手を指して後手玉に迫っていき、糸谷竜王も最後まで粘り強く抵抗しましたが及ばず、結果渡辺棋王の勝ちとなりました。

一局を通して面白い将棋でしたが、形勢はずっと先手の渡辺棋王の方が良かったように感じました。


部分的には糸谷竜王にもチャンスはあったようですね。それが棋譜コメントにも書いてあった下図の局面で、

竜王戦第3局75手目

本譜の△4二香に代えて△8四桂なら難解だったとのこと。この△8四桂はなかなか気づかないですよね。以下▲7三歩成△同金▲7四歩△同金▲7二金△6三玉▲5一竜(変化1図)と手順が示されています。
そこで、それ以後の変化を検討してみました。

竜王戦第3局変化1図

変化1図から△7五歩▲4六銀△同馬▲同歩△7六桂▲同金直△同歩(△7八金以下の詰めろ)▲6二角成△5四玉▲6三角△4三玉▲5二馬△3三玉▲3四銀△2四玉▲2五銀△同飛成▲同馬△同玉(変化2図)となり、一見後手玉は詰まなさそうですが、次に▲2六歩と打たれると6三の角の利きが大きいため逃れるのが大変そうです。

竜王戦第3局変化2図

他にも変化はありますが、正しく指していけば先手の方に分があるように思われます。詳しくは専門誌の方で解説されるでしょう。


得意の後手一手損角換わりで破れた糸谷竜王ですが、次局でどう巻き返すのか期待したいと思います。

前回のブログ記事で渡辺棋王の指し手に注目と書きましたが、本局でその場面がいろいろと現れ、観ていて楽しい将棋でした。

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://wrq06995.blog98.fc2.com/tb.php/387-c7219555
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック