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第26期竜王戦七番勝負 竜王交代
渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦していた第26期竜王戦七番勝負は第5局でもって決着し、幕を閉じることになりました。

注目の戦型は5局ぶっ通しの矢倉で、途中までは前局(第4局)と先後を入れ替えた手順で進み、手を変えたのは後手の渡辺竜王の方でした。その後先手の森内名人も前例のない手を指し、戦いは未知の領域となりました。

一日目の終了時ですでに終盤戦の様相となり、二日目の午前中で勝敗が決するのではないかとみられるほどでしたが、両者とも熟考の末際どい攻防戦が続き、結果午後6時過ぎ135手でもって森内名人が渡辺竜王を下し、4勝1敗で竜王のタイトルを10期ぶりに手にしました。

渡辺竜王も精一杯粘りながら戦っていましたが、それ以上に森内名人の非の打ち所がない指し手に感心させられました。過去に4連敗で苦杯をなめたころの森内名人とは別人のようです。それだけ現在充実しているのでしょうね。


いろいろと見せ場を作ってくれた中でも、最後の方に森内名人が指した▲5三銀(下図)には正直驚きました。

竜王戦第5局113手目

普通なら上図から△3四玉と上部に逃げて安全そうにみえますけど・・・。そうすると、▲4六金△2六龍▲3八桂△2九龍▲3五金△同金▲同歩△4三玉に▲6二銀打(変化図)と先手の攻めが続き、後手に勝機はなさそうです。

竜王戦第5局変化図

途中、△4三玉に代えて△2五玉と入玉を狙おうとしても▲2六銀以下後手の龍が捉えられて、後手に全く勝機がなくなります。(3一と3二にいる金が質駒になっているので先手有利です)


矢倉シリーズの戦いとなった今期の竜王戦七番勝負でしたが、渡辺竜王がここまで差を付けられて敗北するとは思いませんでした。

新竜王となった森内竜王名人、来期以降どのような活躍をされるのか注目ですね。また、羽生世代の奮起があるのか期待半分、新たな若手の挑戦者が現れることを望みたいと思います。

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