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激戦が続く第61期王座戦五番勝負
今月8日に指し行われた第61期王座戦五番勝負の第4局は、千日手指し直しの末、128手までで羽生善治王座が挑戦者の中村太地六段を破り、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。

この日定刻に始まった将棋は横歩取りの戦型から中盤戦の51手までで千日手が成立し、その後先後を入れ替えて指し直し局が開始されました。

指し直し局は後手となった羽生王座が一手損角換わり戦法に導き、先に先手の中村六段が▲4五歩と突きつけると、すかさず羽生王座は手持ちの角を打ち付けて(△6四角)、以後激しい戦いへと進行しました。

終盤までかなり中村六段が後手玉を追い込みましたが、羽生王座も際どいところを凌ぎながらの指し手となり、最後は難解な局面を乗り越えた羽生王座に勝利が転がり込みました。

多少疑問手があったにせよ、全体的にみて非常に熱戦だったと思います。

局後感想戦でいろいろと指し手について述べられていますが、ひとつ気になったのが下図の局面で羽生王座が「負けなのかなぁ」とコメントしている点です。

王座戦第4局95手目

上図で△6七角が浮かびますが、それには▲7七銀引△3四角成▲6六銀で次に指す手がわからないとのこと。
しかし・・・、△6七角に▲7七銀引なら△同桂成(変化1図)とすればどうなんでしょう?

王座戦第4局変化1図

変化1図から▲6一銀と打って後手玉を下段に誘き寄せる手がありますが、以下△同玉▲3一飛△7二玉となって先手は▲8八金と守るしかなく、そこで△5七桂(変化2図)と打ち込んでいければ(この手は詰めろ)、後手が有利ではないでしょうか。

王座戦第4局変化2図

変化2図となっては先手は▲6七飛以下バラスしかないですが、それでは先手の駒が足りなくなり、明らかに後手の勝ちですね。


私個人としては千日手となった将棋の方が楽しみだったんですが、この指し直し局も非常に見応えがあり、ワクワクしながらの観戦でした。

次回の最終局でどのような結果になるか分かりませんが、いずれにしてもこの王座戦五番勝負は名局のオンパレードで、後世に残る番将棋となるでしょう。

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