第70期将棋名人戦七番勝負は、既知のとおり4勝2敗にて森内俊之名人が挑戦者の羽生善治二冠を退け、通算7期目の名人位獲得を成し遂げました。
第6局の戦型は第2局と同じ角換わり腰掛け銀でした。
60数手進んだところで後手の森内名人の方から第2局とは違う手を指し、以降はお互いの攻防戦が繰り広げられました。
終盤は双方ともと金を作っての攻め合いでしたが、その接戦を制したのは森内名人の方でした。
改めて棋譜を鑑賞してみると、下図の局面以降先手側に有利になる手はなかったように思います。

一見先手側は大駒3枚で有利に見えますが、右辺の飛車・角が押さえ込まれた恰好になっていて、相手陣に打ち付けた飛車だけでは攻め筋が薄く感じられ、勝つのが相当難しいのではないかと・・・。
その後の80手目の△7五歩が相当に利いていたようで、如何に羽生二冠といえども形勢を逆転させる手立てはもはやなかったようです。
いやー、それにしても二日制のタイトル戦では森内名人の安定した強さが窺われたようで、次期名人戦も楽しみですね。
私的にはこのシリーズの戦いサプライズが足りなかったように感じられ、少々残念にも思えてなりません。やはりもうちょっと戦型の多様さが欲しい感じがしましたね。
第6局の戦型は第2局と同じ角換わり腰掛け銀でした。
60数手進んだところで後手の森内名人の方から第2局とは違う手を指し、以降はお互いの攻防戦が繰り広げられました。
終盤は双方ともと金を作っての攻め合いでしたが、その接戦を制したのは森内名人の方でした。
改めて棋譜を鑑賞してみると、下図の局面以降先手側に有利になる手はなかったように思います。

一見先手側は大駒3枚で有利に見えますが、右辺の飛車・角が押さえ込まれた恰好になっていて、相手陣に打ち付けた飛車だけでは攻め筋が薄く感じられ、勝つのが相当難しいのではないかと・・・。
その後の80手目の△7五歩が相当に利いていたようで、如何に羽生二冠といえども形勢を逆転させる手立てはもはやなかったようです。
いやー、それにしても二日制のタイトル戦では森内名人の安定した強さが窺われたようで、次期名人戦も楽しみですね。
私的にはこのシリーズの戦いサプライズが足りなかったように感じられ、少々残念にも思えてなりません。やはりもうちょっと戦型の多様さが欲しい感じがしましたね。
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