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第61期王将戦七番勝負 挑戦者佐藤九段の先勝
久保利明王将に佐藤康光九段が挑戦する第61期王将戦七番勝負の第1局目が8・9日に行われました。

戦型は後手久保王将のゴキゲン中飛車に、先手佐藤九段が▲4八銀からの速攻で応戦する行き詰まる戦いになりました。

一日目から観戦者を驚かせる指し手が続き勝敗の行方が気になりましたが、形勢を有利に導いた佐藤九段が押し切って勝利しました。

棋譜を辿れば中盤以降形勢は先手佐藤九段の方にずっと傾いていたようですが、後手の久保王将にも大きなチャンスはあったと思います。

下図は、43手目に先手が5七に歩を打ち付け、後手の飛車を5二に引かせ、次に▲3八金と上がった局面です。この局面で、後手から先手の形(右端に大駒と金が並んだ)を咎めるような手はなかったでしょうか?

王将戦第1局変化1図

本譜は△5四角と相手の角に当て、角交換のあと角の打ち合いからの攻めを見せましたが、あまりいい効果だとは思えませんでした。

△5四角に代えて、(棋譜コメントにもありましたが)△4五歩(変化1図)と突き進める手はどうだったでしょうか?

王将戦第1局変化1図

変化1図から構わず▲2三歩成といくのは、△4六歩▲同歩△3八角成▲同飛△4七金で形勢が後手に傾きます。
従って△4五歩には▲同角と取ることになりますが、以下△4二飛(あるいは△5五飛)▲3七桂△4五飛▲同桂に△6四角(変化2図)とすれば後手が指せるような気がします。

王将戦第1局変化2図


元に戻って、角を動かすのであれば△5四角ではなく△4三角があるかもしれません。▲2三歩成なら△2五金と端に追いやられた金が使えそうです。以下▲2二歩には△同銀▲同と△同飛という展開で、▲3四歩ならば△同角▲2四と△2七歩▲同飛△3六金でいずれも後手に楽しみがありそうです。


第1局目、まずは挑戦者の佐藤九段が変貌自在の手で勝利しました。快勝でしょう。

次の2局目、先手になる久保王将の選ぶ戦型は三間飛車でしょうか?

うーん、それにしてもこの二人の対局は波瀾万丈でこの先の戦いに益々興味が沸いてきそうですね。

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