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第69期将棋名人戦 森内九段名人位奪取
第69期将棋名人戦七番勝負の最終局(第7局)が昨日指し終わり、挑戦者の森内俊之九段が羽生善治名人を123手で負かし、シリーズ成績4勝3敗にて名人位を獲得しました。

3連勝3連敗から挑戦者が勝利したのは恐らく初めてではないでしょうか。

振り駒で先手番となったのは森内九段でした。戦型は三度の横歩取りとなって、後手の羽生名人は△8五飛車戦法を採用しました。

本局は森内九段が左右の桂馬を中段に跳ね出して積極的に攻撃を仕掛けました。

中盤以降は先手の森内九段がやや有利と見られていましたが、羽生名人も簡単には土俵を割らない粘りの応酬で、見所いっぱいの局面が続きました。

84手目後手羽生名人が放った△6五角から数手進んだ下図の局面で、私は本譜と違う見方をしていました。

名人戦第7局91手目

本譜は△5二角と守り重視に動きましたが(間接的には1六の飛車狙いでもある)、ここで角筋を変えずに△8三角と引く手はなかったでしょうか(攻め重視)?
△8三角に本譜のように▲2五歩と飛車を捕獲されれば、そこで△4七歩成(変化1図)とします。

名人戦第7局変化1図

変化1図から▲4三成銀の詰めろには△4八と▲同金△3二銀とすれば粘れそうです。
只、先に▲6八玉と早めにかわされると難しいかもしれません。▲6八玉なら△4八と▲同金△5二銀(変化2図)と守るか、あるいは△5二銀のところ△9四角と出るのか迷いそうです。

名人戦第7局変化2図

本譜は守り一方になってしまったのが後手にとっては辛かったですね。

それにしても、本局は最終局に相応しい熱戦となってこのシリーズが締めくくられたのはなによりでした。


3連勝後3連敗していた森内九段にとっては嫌な流れだったかもしれませんが、最終局でしっかりした将棋を指せたのはやはり精神的にも強い力を持っている証拠だと思います。

とにかく、順位戦含めこの名人戦に強さを発揮するのが森内さんです。来期以降も名人位を持ち続けられるのかどうか分かりませんが、まだまだ世代交代は先のことのように思わされました。

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