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第51期王位戦七番勝負 広瀬六段、緒戦を制す
第51期王位戦七番勝負がいよいよ始まりました。

そしてその第1局、挑戦者の広瀬章人六段が得意の振り飛車穴熊戦法で後手の深浦康市王位を倒し、幸先良い一勝をものにしました。
内容も良かったと思います。相穴熊となりましたが、勝負所での広瀬六段の手が冴え、終盤は圧倒していました。快勝でしょう。

その終盤ですが、解説によると下図の局面ではすでに先手が優勢とのことですが・・・。

王位戦第1局89手目

89手目に先手の広瀬六段が▲3五歩と突いたのに対し、後手の深浦王位は△5九飛と打って攻め合いを目指しましたが、▲3四歩から桂馬を使われ、さらに遊んでいた8七の角も躍動して勝敗を決める鍵となりました。

上図で△8七龍(変化1図)と角を取る手は間に合わないのでしょうかね?

王位戦第1局変化1図

変化1図から▲6五馬と銀を奪うと△4九桂成▲同金△6九飛でいけません。従って▲3四歩と突っ込みますが、以下△2二銀▲3三桂△6九飛▲2一桂成△同玉▲2五桂に△4二金右(変化2図)と寄ってどうでしょう?

王位戦第1局変化2図

変化2図で後手が耐えてなかったら角を取るのは間に合わないということになります。只、後手も受け一方になってしまい先手に迫る有力な筋がなかったら駄目かもしれません。


緒戦をものにした広瀬六段、この先どんな戦い方を見せてもらえるのか楽しみですが、深浦王位も研究熱心な棋士なので一方的にはならないと思います。
次戦の戦い方に注目しましょう。

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