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三浦八段、優勢ながらも最後につまずく
第68期将棋名人戦がいよいよ始まりまして、昨日その第1局に決着がつきました。

先手となったのは挑戦者の三浦弘行八段。対して後手の羽生善治名人が三浦八段の手にどのように応じるのか注目していました。
戦型は横歩取り後手8五飛車戦法でした。

俄然注目の場面が現れたのが二日目の46手目、羽生名人が△7六歩と打った局面です。誰もが予想しなかったと思われる手で、三浦八段はここで大長考に。

「一体羽生名人は何を考えついたんだろう?」 私もビックリしました。

その後数手進んで意味は分かりましたが、果たして羽生名人の構想が旨くいくのか注目していました。

終盤に向けてやや先手の三浦八段の方が有利な展開なのでは、と思って見ておりましたが・・・。

形勢が動いたのは下図に示す82手目の局面です。

名人戦第1局82手目

数手前に羽生名人が△4六桂打とし、▲同歩△同桂▲4七玉に△3八桂成となったのが上図で、このあと三浦八段は▲3四桂と詰めろを掛けましたが、△4九龍から先手玉が上部に追われ、結局掴まってしまいました。

上図で▲3四桂の詰めろに代えて、先に▲4二銀成(あるいは▲4二成香)と王手を掛けていたらどうだったでしょうか?
参考に手順を示しますと、▲4二銀成以下△同金▲同成香△同玉▲3四桂△3二玉▲4二金△2三玉▲2二桂成△同玉(変化図)となった局面は、まだ形勢的にどちらがいいのか分からない感じがします。

名人戦第1局変化図

変化図から▲3二金打としても△1二玉と寄られ▲3八金と成桂を取るぐらいですが、次に△4九飛成があって先手玉が追い込まれそうです。

ということで、先手の三浦八段の方に勝ち筋があったのかどうかは私にははっきり分かりません。

三浦八段が有利と思われていた展開だっただけに、結果的には不思議な一番だったように感じました。

この対局に見られるように、読みを外しながら相手に決め手を与えずに指し回す羽生名人の底力を改めて感じた次第です。

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