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第21期竜王戦 渡辺竜王タイに持ち込む
新潟県南魚沼市で行われた第21期竜王戦七番勝負の第6局、後手番の渡辺明竜王がこの対局も制して第4局から3連勝となり、3勝3敗のタイになりました。

これで今期の竜王戦が俄然面白くなりましたね。

矢倉戦でガッチリ組み合っての戦いになるかと思いきや、渡辺竜王が思い切った急戦策をとり、初日から尋常ならぬ戦い模様に。

詳しくは竜王戦の中継サイトを観ていただくとして、私なりに気になったところを掲げます。

下図は50手目に先手の羽生善治名人が▲2二歩と楔を打ったあと、渡辺竜王がそれを△同玉と取り、さらに▲2三歩の叩きを強く△同玉と取り払った局面です。

竜王戦第6局52手目

本譜はこのあと▲2五飛以下ほぼ解説通りの展開となっていき、渡辺竜王が70手の短手数で勝利を収めました。

上図の局面では先手に分があるかなと思っておりましたが、やはり玉が囲いに入らない形での戦いでは終盤に痛手を負うことにもなりますね。

図の局面から棋譜解説にも変化手順が出ていましたが、私は▲4二角成で先手の攻めが続くのではないかと思っておりました。
しかし・・・。

棋譜解説では、▲4二角成以降△同金寄▲2五飛△3二玉▲2三歩△3三桂▲2二歩成△4一玉に▲2三飛成とありますが、▲2三飛成では▲2七飛△同歩成に▲同飛(参考1図)とされ、後手に不満が残りそうです。

竜王戦第6局参考1図

よって、▲4二角成には△同金上とし、▲2五飛に△1二玉と引いてどうでしょう。
次に▲2四歩が詰めろですが手順に△3三金右と上がり、▲2三銀の打ち込み以下は△同金寄▲同歩成△同金▲2七飛△同歩成▲3二銀△2四歩▲3一金の詰めろに△3三金(参考2図)という上手い手があって、後手玉が寄りそうにないです。

竜王戦第6局参考2図

ということで、上図52手目の局面では後手が有利なんですね。
うーん、これを渡辺竜王が読んでいたかどうか正確には分かりませんが、いずれにしても▲2二歩を△同玉と取った長考の決断には恐れ入りました。


この対局結果、(第4局での大逆転以降)渡辺竜王に光が差してきたように思えます。

将棋界では七番勝負のタイトル戦で、3連敗後の4連勝は今までに一度もないということですが、さあどうなりますかね。

いずれにしても、最終局はこの将棋界に大きな足跡を残すことになります。
世紀の大一番を見守りましょう。

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コメント
この記事へのコメント
参考1図直前で
 こんばんは。
 図(52手目)から参考図1図に至る手順で、▲4二角成△同金寄▲2五飛△3二玉▲2三歩△3三桂▲2二歩成△4一玉▲2七飛には△同歩成ではなく、△2五桂とこちらの飛車を抜く手がありそうです。
2008/12/13(土) 22:38:13 | URL | 英 #-[ 編集]
なるほど
英さん、コメント有り難う御座います。

なるほどですね。
そうか、△2五桂で2六の歩が取れないから押さえられますね。
▲2八飛には△4九角と打たれて飛車・角交換にもなりそうです。
やはり先手不利ですか。
2008/12/14(日) 09:23:22 | URL | infosensor #-[ 編集]
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