第1局目は14・15日の両日、北海道網走市での対局となりました。
先手が挑戦者の羽生善治名人、後手は深浦康市王位で開始され、一手損角換わりの腰掛け銀から展開されていきました。
第一日目は穏やかな展開で封じ手になり、二日目から後手の深浦王位が9筋の歩を突き捨てて、相手の玉がいる7筋を突いて出ました。
それに対して先手の羽生名人は意表の▲6六角打と攻防に利かせる手を指しましたが、この角は後に犠牲となる恰好になりました。
それから数手進んで下図の局面。

本譜はこの後後手が△4五銀と桂馬をもぎ取ってから△5五桂と打ち込んで攻め込みましたが、4四の空いた地点に香車を打たれ、次にこの香車の成が利いて先手が優勢になりました。
図から9筋が空いているので、△9八歩と打ってと金攻めを見せる手はなかったでしょうか?
△9八歩に構わず▲3四歩なら△9九歩成としてと金を作ります。対して▲3三香と打ち込めば△9八角と打ってさらに攻め入ります。
以下▲8八金△8九と▲同金△同角成▲同玉に△8七金(参考図)でどうでしょう?

元に戻って、もし△9八歩に▲8八銀なら△3五歩と取り戻します。
私は中盤くらいでは後手の深浦王位の方が有利に駒を進めていると思っていましたが、終盤に差し掛かって後手の攻めがちぐはぐに感じ、87手目の▲2八飛の受けで後手の攻めは切れたと思いました。
全体的にはいい勝負だったと思います。後半に難しい展開が続いて分からなくなりましたが、内容の深い将棋で楽しめました。
▲同玉以降、△6九角、▲4八飛、△2六角、▲3七香が気になる変化ですが、角が働らなくなるので、この変化にはしないと思います。
早速のコメント有り難う御座います。
△9八歩には単に▲8八玉ですか。
△9九歩成に▲同玉として、△6六歩〜△7五歩と突いていきたいですね。
先手が△6六歩を無視すれば、△6七歩成▲同銀に今度こそ4五の桂を食いちぎって5五に打ちます。
まあ、これでもまだまだ大変ですけどね。
(ただ、先手も方向違いのような気もしますが)
△9八歩には▲9七桂ですか。1秒も考えませんでした。
なるほど、▲8五桂と飛ばれると金を避けるしかなく(多分△7二金)、後で先手も玉を右に寄っていけばいいわけですね。
うーん、△9八歩はイマイチですか。
△9八歩、▲9七桂、△9九歩成、▲8五桂も考えましたが、9九に「と」を作らせるので、後手に紛れを与えるので、先手が好んで変化する手ではないと思います。
もちろん、1局だと思います。
でも、秒読みで△9八歩を指すのは意表をつくので、実践的な手だと思います。 アマの対局では勝負手として、あると思います。
(皆さんの意見も参考に)いろいろ考えてみると、△9八歩は打ってみたいのですが、そこで歩切れになるのが後手としてはネックですね。角二枚持っているのに攻めが続かない気がします。
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