先手は18歳の豊島将之四段(6組優勝)、後手が19歳の糸谷哲郎五段(5組優勝)となりました。
戦型は後手の一手損角換わりで始まり、序盤から両者がどのように駒を組み上げていくのか楽しみでもありました。
31手目豊島四段が▲4八玉として右玉に、対する糸谷五段は穴熊に囲いました。戦い初めは糸谷五段の右玉が見られるかなと思いましたが、実戦は逆になりました。
中盤以降は穴熊の利点を活かした糸谷五段がやや押し気味になり、先手の豊島四段がどのように技を返していくのか注目していましたが・・・。
下図は終盤後手が86手目にぼんやりと(?)打った△5七角が4八に成った局面です。

この局面先手がどう受けるのかと思いきや、実戦は▲3八歩でした。が、この後△3九銀と打ち込まれ、以下反撃することもなく先手は押さえ込まれてしまいました。
▲3八歩では▲2七角が最善の受けだったようです。
以下△4四金なら▲2五桂と跳ね、続いて△3五歩に▲3七金と引き、△3六銀の打ち込みの時▲3八歩と守ってどうでしょう。△2七銀不成と行かれても▲同金(参考図)として大丈夫じゃないでしょうか?

もう少し接戦になるのかなと期待していましたが、豊島四段に思っていた程の指し手がなく、最後は糸谷五段の圧勝となりました。
先輩の意地を見せたということですかね。
勝った糸谷五段は次に4組優勝者の増田裕司五段と対戦することになります。
10代棋士の糸谷五段がどこまで勝ち上がっていくのか楽しみでもあります。
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