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第29期竜王戦七番勝負第2局 丸山九段勝って1勝1敗に
第29期竜王戦七番勝負の第2局は、後手番の丸山忠久九段が98手で渡辺明竜王を破り、対戦成績を1勝1敗としました。

戦型は丸山九段得意の一手損角換わりとなり、それを受けて立つ渡辺竜王との攻防戦が注目となりました。

先手の渡辺竜王が穴熊に潜ったところで丸山九段が仕掛け、以後渡辺竜王が積極的に攻めていきましたが、それを丸山九段が強く受けながら攻め合い、最後は見事な寄せで勝利しました。


本局は桂馬の活用が目立ちましたが、その中でも下図の局面の△7五桂に思わず「うまいな」と頷きました。

竜王戦第2局86手目

上図以降▲7六金に△8七歩の垂らしが決め手となり、丸山九段が快勝しました。


第1局で良いところがなかった丸山九段でしたが、本局で取り戻したことによりこの先の戦いに望みが生まれましたね。

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第29期竜王戦七番勝負第1局 渡辺竜王の先勝でスタート
開幕直前に挑戦者が交代となった第29期竜王戦七番勝負の第1局が先日指し終わり、結果後手番の渡辺明竜王が挑戦者の丸山忠久九段に68手の短手数で先勝しました。

戦型は予想通り角換わりでした。渡辺竜王が仕掛けを誘う形になり、それに丸山九段が応えて開戦となりました。33手目に丸山九段が▲3二飛成と飛車切りを決断し、以降激しい戦いに突入しましたが、渡辺竜王が旨く受けこなしながら相手の急所を狙う攻めをみせて、最後勝利しました。


全体的にみて丸山九段に形勢が傾くことはなかったと思います。唯一残念だったのは感想戦で述べられていた41手目の▲6三成桂の局面で、棋譜コメントには代わりに▲6六銀以下の手順が載っていますが、それよりはここは▲6六角(変化1図)と打ち込んで勝負する方が良かったのではと・・・。

竜王戦第1局変化1図

変化1図から仮に△3三歩ならそこで▲6三成桂と指し、以下△同金▲3一銀△3二玉▲4二金△同飛▲同銀成△同玉に▲8二飛(変化2図)と一直線に指していければ、先手もやれていたでしょう。

竜王戦第1局変化2図

変化1図から△3三角でも同じような変化になりそうです。また、△1二玉と寄る手は▲6三成桂△同金に▲2二歩と打たれて、後手玉が窮屈な恰好にさせられて不利ですね。


いろいろあった竜王戦の開幕局でしたが、もう少し熱戦になるよう願っていたのですが、観る方としては残念でした。

次局以降の戦い方に期待したいです。
(淡泊な将棋だけは止めて欲しい)

第64期王座戦五番勝負 羽生王座、3-0で防衛
第64期王座戦五番勝負の第3局は、先手の羽生善治王座が挑戦者の糸谷哲郎八段を131手で破り、3連勝でタイトルを防衛して王座戦5連覇を果たしました。これで羽生王座は自身が持つ同一タイトル最多獲得記録を更新する通算24期目となりました。(もう、驚異的です)

戦型は急戦調の矢倉となり、ねじり合いの戦いになりました。それでも途中までは前例のある戦いでしたが、後手の糸谷八段が飛車を3筋に振った辺りから面白くなり、それこそ力勝負となりましたが、最後は経験に勝る羽生王座が相手をねじ伏せて勝利しました。

局後の感想戦によりますと、71手目の▲6四歩と突かれたところですでに後手が悪く、以後感想は載せられていませんでした。その▲6四歩の2手前、▲9六香(下図)の局面で本譜の△7三角に代えて△5五歩が勝負手だったとありますが、これには▲5三歩△同金▲5六歩という手順で、本譜同様後手が困ってしまいそうです。

王座戦第3局69手目

そこで、上図から平凡に△9四歩と当てるのは如何でしょうか。▲同歩は△9五歩ですので、やはり▲5三歩と叩かれ、以下△同金に▲5五歩△4三銀▲4五桂△5二金▲5八飛(変化1図)と中央を攻められそうですが・・・。

王座戦第3局変化1図

変化1図から一度△5七歩と叩いて、▲同飛△9五歩▲5四歩に△5五歩(変化2図)という手順でどうなんでしょう?

王座戦第3局変化2図

変化2図で後手優勢とは決して言えませんが、こういう変化なら本譜よりは戦えると思います。

まあ、他にも変化が考えられますので、いずれにせよ難しいところですね。


でも、正直なところまさかストレートで羽生王座が防衛するとは思いませんでした。もうちょっと糸谷八段が活躍し、注目を浴びるだろうと願っていましたが、・・・残念です。