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第57期王位戦七番勝負 サプライズなし
第57期王位戦七番勝負の第7局は、先手番となった羽生善治王位が93手までで挑戦者の木村一基八段を下し、対戦成績を4勝3敗として、王位6連覇を果たしました。

戦型はこのシリーズ3度目の横歩取りとなり、互いに「中住まい」に構えての戦いが始まりました。

戦端を開いたのは、下図の局面から挑戦者の木村八段が端歩を突き捨てる手(△1六歩)でしたが、最終的にはこの効果が感じられなく、形勢も損ねて敗北となりました。

王位戦第7局33手目

上図から(棋譜コメントにも一部載っていますが)ここは△7五歩と指し、以下▲同歩△6五桂▲3三角成△同桂▲3七桂△2五歩▲2九飛に、ここで△1六歩▲同歩△1七歩(変化図)という指し手でどうだったでしょう。

王位戦第7局変化図

変化図から、▲6六歩には△1六香▲6五歩△1八歩成・・・、▲5五角には△7三角と合わせ▲同角成△同銀▲4六角△6二金▲2五桂に△4五桂という指し手で戦えると思います。


本局は注目していた王位戦最終局でしたが、サプライズ的なことは起こらず、羽生王位が危なげなく防衛しました。

観戦している方としてはちょっと寂しい気持ちでしたね。もっと激戦が観たかったです。

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山県亮太、10秒03(日本歴代4位タイ)
陸上の全日本実業団対抗選手権最終日(9/25)に行われた男子100メートル決勝で、山県亮太選手が日本歴代4位(※)タイの記録に当たる10秒03(追い風0・5メートル)をマークし、優勝を飾りました。

今回の記録を無風に換算してみると 10秒05 となります。

これはかつて桐生祥秀選手がマークした最高タイム10秒01(追い風0・9メートル)の時と同程度ですので、これから先二人の対決が面白くなりそうです。

早く(無風状況の条件下で)10秒の記録を突破して貰いたいですね。


(※)日本歴代4位
   末續慎吾選手が2003年に10秒03(追い風1・8メートル)を記録

第64期王座戦五番勝負第2局 羽生王座、防衛に王手
第64期王座戦五番勝負の第2局は、後手の羽生善治王座が170手で挑戦者の糸谷哲郎八段を負かし、これで2連勝として早くも防衛に王手をかけました。

戦型は後手羽生王座の四間飛車になり、対して先手の糸谷八段は持久戦模様に。途中、後手の陣形が整う前に戦いが起こりました。

形勢はやや先手有利かと思われましたが、後手の羽生王座が駒損しながらも効果的なと金作りで先手陣に迫っていき、終盤は後手優勢となり、先手の追撃をかわして羽生王座が勝利しました。

この対局も、形勢良しだった糸谷八段が幾度とチャンスを逃してしまった感じです。


局後の感想がいろいろと述べられていますが、「おや、そうかな?」と思ったのがありましたので、下記に取り上げました。

119手目の▲5六歩に代えて▲6一金なら勝っていたとありますが、これを△同銀と取り、次▲4六馬には△6九金(変化1図)と打ち込まれてどうでしょう。

王座戦第2局変化1図

上図から、以下▲同銀△同と▲同飛△5八飛成▲6八金打△5四龍(変化2図)と進むと、後手の飛車が龍に換わり先手の攻めが大変そうに思われます。(もちろん変化2図から後手が勝ち進むのも大変ですが・・・)

王座戦第2局変化2図

他の感想コメントにも疑問に思えてしまったことがありました。たとえば67手目▲3三歩成に代えて▲2二歩のところ。以下△6四角に▲5五歩と突けるとありますが、その瞬間△2二飛と指されて、打ち込んだ歩が取られてしまいますよね。


ここまでちょっと糸谷八段に元気がなくなった感じを受けますが、次局で巻き返しを期待しつつ見守りたいと思います。

第57期王位戦七番勝負第6局 羽生王位、完勝
第57期王位戦七番勝負の第6局は、後手番の羽生善治王位が挑戦者の木村一基八段に114手で勝利し、これで対戦成績が3勝3敗のタイとなりました。

本局は3局連続で角換わり腰掛け銀の戦いとなりましたが、途中から羽生王位が右玉に構えてこれまでとは違った展開に進みました。

二日目に入り、羽生王位が午前中に長考して放った2七歩(下図)が鋭く、それ以降木村八段に読みのミスも手伝って、結果本局は羽生王位の完勝となりました。

王位戦第6局56手目

前局木村八段が激戦を制していたのでこの第6局を注目していたのですが、木村八段に良いところがなく、他に取り上げる局面もありませんでした。

本局に勝った羽生王位は流石の感がありますね。

次局はいよいよこのシリーズの最終局です。その行方に注目しましょう。

第64期王座戦五番勝負第1局 羽生王座先勝
第64期王座戦五番勝負の第1局は、95手までで先手の羽生善治王座が挑戦者の糸谷哲郎八段に勝ち、タイトル5連覇へ向けて好発進となりました。

戦型は後手の糸谷八段が得意とする一手損角換わりでした。対して羽生王座は棒銀で対抗する形で進みました。
その後糸谷八段の指し手でもって力戦模様となり、先手の羽生王座も勝負手を放って決戦に持ち込みました。

形勢はやや後手有利かと思われましたが、糸谷八段の焦りもあって、終盤は先手に形勢が傾き、そのまま羽生王座が寄せ合いを制して先勝しました。


対局後54手目の後手6五銀が「疑問手」とありましたが、私はそれより前、48手目の△5二銀に疑問を感じ、下記に取り上げました。

王座戦第1局47手目

△5二銀の一手前(上図)から、ここは△5五銀(変化1図)と打ち込んで攻めを選んだ方が良かったのではと・・・。

王座戦第1局変化1図

変化1図から▲6八飛と展開してきたら、以下△6六銀▲同金△4三金▲4二馬△同玉▲6一飛に△5九角(変化2図)で、本譜よりは後手が指せていたと思います。

王座戦第1局変化2図

△5五銀に対して▲7七銀と引いたならば、一度△4一飛とかわし、▲2六馬に△4六歩と飛車先を伸ばす手があります。


本局、ちょっと挑戦者の糸谷八段が読みを焦り、折角のチャンスを逃してしまった感が見受けられました。

次戦どんな戦い方になるのか分かりませんが、もっと競り合いになって欲しいですね。

第57期王位戦七番勝負第5局 木村八段、激戦を制す
長い間勝手に休んでしまって申し訳ありませんでした。特に体調の不良とかではなく、何故かブログに集中できなかった為です。エントリーする内容も色々あったのですが、今一つ乗り切れなく躊躇ってしまいました。

えーと、それでは久々に、将棋の話題から入ろうと思います。

先月終わりに行われていた第57期王位戦七番勝負の第5局は、非常に内容が面白く激戦となりました。観ていてどちらが勝つのか最後まで分からない状況だったですね。

2勝2敗のタイで迎えた本局、戦型は角換わり相腰掛け銀となり、二日目から形勢が入れ替わる激戦となりました。結果は挑戦者の木村一基八段が羽生善治王位を172手までで下し、対戦成績を3勝2敗として、初のタイトル獲得に王手をかけることになりました。

いろいろな局面を取り上げたいのですが、唯一羽生王位が勝利を逃したと思われるところを以下に記しました。

王位戦第5局124手目

上図は終盤124手目、後手の木村八段が△5八飛成とした局面です。本譜はこのあと羽生王位が▲6七角と応対しましたが、ここでは▲2五角(変化1図)と打った方が勝っていたと思います。

王位戦第5局変化1図

変化1図から、△7九金▲同玉△4九龍▲8八玉に△4六龍と角を抜かれますが、次の▲3四銀(変化2図)が詰めろとなり、

王位戦第5局変化2図

以下(変化2図から)△同金に▲同角△3三玉▲4五金と詰めろが続いて、ほぼ先手必勝です。


他にも先手勝利の局面があったと思いますが、そこを逃してしまった羽生王位の今後が注目されそうですね。