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第26期竜王戦七番勝負第2局 森内名人、絶好調
渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦している第26期竜王戦七番勝負の第2局が10月28・29日に行われ、結果後手の森内名人が102手で勝利し、開幕2連勝としました。

後手番の森内名人が渡辺竜王の得意戦法でもある急戦矢倉を逆用しての戦いとなり、二日目からの行方に注目でしたが、渡辺竜王の方に読み抜けがあって思わぬ展開になり、最後は先手の攻めを的確に受けこなしていた森内名人が先手玉に詰め寄って勝利を収めました。

この対局を通して感じたことは、やはり読み抜けがあったと言われる飛車交換以降先手の攻めの手が薄く感じられ、渡辺竜王に苦労が多い一局だったと思います。

ポイントとして、封じ手の▲1八飛に△8四角とした下図の局面を掲げました。

竜王戦第2局52手目

本譜はこの後なんと▲8五金だったので驚きましたが、ここは7三の桂跳ねを防ぐ意味でも▲7四歩(変化1図)と指した方が良かったと思います。

竜王戦第2局変化1図

変化1図から△7五歩の攻め合いにはそこで▲8五金とし、以下△7六歩▲8四金△7七歩成▲同金△7六歩に▲7八金(変化2図)と指していければ、先手は決して悪くないと思いますが・・・。

竜王戦第2局変化2図

変化2図で先手の玉型が薄いのが気にはなりますが、後手も攻めの手が乏しく、先手が不利とは思えません。むしろ後手が攻めあぐねそうです。


本局は渡辺竜王にとって不本意な将棋内容でした。この対局の結果、第1局に続いての矢倉戦で連勝した森内名人に大きく明かりがともりました。ここまで、森内名人の安定した強さが印象深く残りますね。

次局以降渡辺竜王が巻き返せるのかどうか、今のままでは不安が募るばかりです。この先、戦型を含めて注目していきたいと思います。

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車の燃費、あれこれ
今年は本当に暑い日が多く、一ヶ月くらい季節がずれているような気がします。台風が平年以上に多発しているのも頷けます。

さて、話題はまた車の燃費に関してですが、先月11日にガソリンを満タンにしてから今月23日までのガソリン消費量と走行距離から車の平均燃費を割り出してみました。

 ○ 走 行 距 離 : 2062.4km
 ○ ガソリン消費量 : 83.4L (20L+20L+22.4L+21L)

上記の結果より、平均燃費は 24.73km/L となりました。(参考:カタログ燃費 10・15モードで 25.0km/L

季節は秋ですが、9月頃は暑さのせいでエアコンを使用することもあり、もっと悪い数字が出るだろうと思っていましたが、意外な結果で驚きました。ほぼカタログ燃費に近い数字でびっくりです。

私が住んでいる地域は決して平野ばかりではなく、どちらかというと内陸の盆地なので多少の上り下りもあります。軽自動車は上り(登り)が苦手ですので、なるべくアクセルワークに注意しながら運転することを心がけているくらいです。

渋滞に巡り会うことが少なかったのも、良い結果が出た要因かもしれません。


私みたいに1年間で1万5千キロ近く走る者にとっては、ガソリン消費による出費は馬鹿になりません。なのでエコドライブに気を遣いながら毎日運転しています。

ここで、私の場合を例に取り、ちょっとガソリンの燃料代を計算してみましょう。

 ○1年間の燃料代 : 平均燃費を 23km/L として計算しますと
              約10万円の出費(現在のガソリン価格で)

つまり、この状況で10年間走行したらガソリンだけで約100万円の出費になるのですね。

皆さんお分かりですか?

車代が軽自動車で100万円でも、10年間の燃料費でさらにまた100万円が消え去るのです。これに車検等の別経費が必要になりますから、10年間総合計で考えてみますと二百数十万円支払うことになるのです。(トホホ)


現在はハイブリッド車などエコカー全盛の時代ですが、そういう車種は割高ですよね。車を購入するに当たっては、走行距離を考慮しながら、車に必要な経費がどのくらい掛かるのか皆さんも良く検討してみて下さい。

また、燃費に関しては運転の仕方次第でどうにでも改善は出来ます。(何もハイブリッド車だけがいいのではありません)

車は贅沢といえば贅沢かもしれませんが、日常生活では必需品でもあります。今一度いろいろ検討してみては如何でしょう。

第61期王座戦五番勝負 羽生王座防衛、通算21期
両者2勝2敗で迎えた第61期王座戦五番勝負の最終局(第5局)が21日行われ、その結果、羽生善治王座が挑戦者の中村太地六段に103手で勝ち、タイトルを防衛しました。これで羽生王座は王座獲得が通算21期となり、大山康晴十五世名人の持つ王将20期を超えて、同一タイトル獲得数の歴代最多記録となりました。(まあー、凄いの一言)

この最終局の戦型は横歩取りになりました。序盤23手目に先手番となった羽生王座が▲6八玉と指して第4局の千日手局と違う展開になり、その先を楽しみに観戦しました。

後手中村六段が先手の飛車を押さえ込みにかかると、羽生王座も右銀を中央に繰り出して、ここら辺りから面白い展開に釘付けになりましたが・・・。

下図の局面以降後手の形勢が悪くなるばかりで、最後は羽生王座が圧勝して力の差を見せつけました。

王座戦第5局57手目

本譜は中村六段が△6五歩と強く突いて先手の攻撃をかわそうとしましたが、63手目の▲9五角が上手い手で、それ以降後手に反撃するチャンスさえ与えず、最後は羽生王座が素晴らしい寄せを見せて幕となりました。

上図から△6五歩の代わり、羽生王座も気にしていた△5四歩の方が良かったと思います。以下コメントにもあるとおり▲6四銀△同銀▲同飛△5五角▲6二飛成△同玉▲7五歩まで進めて、次の手は△1九角成ではなく△6三銀(変化1図)と受けてどうでしょう。
(△1九角成以降コメント通り進めると▲6三角が気になります)

王座戦第5局変化1図

変化1図から▲7四歩△同銀▲7五歩△6三銀▲7四銀に△7二銀(変化2図)と受け流して、先手の攻めを途切れさすことはできないでしょうか?

王座戦第5局変化2図

変化2図より▲9六角が気になりますが、それにも△8五歩と応じれば受け切れそうです。

結果的に、強気な一手だった△6五歩が徒となった感じですかね。


中村六段にしてみれば、あと一歩のところまで迫っていただけに、本局が悔やまれそうです。

今期の王座戦五番勝負は第4局まで名局続きで、中村六段の将棋の巧さに驚かされましたが、このような若手の有力株がどんどん生まれてきたら将棋界も賑わうことでしょうね。

最後に中村六段に拍手です。(よく頑張った!)

第26期竜王戦七番勝負 森内名人が先勝
いよいよ始まりましたね、第26期竜王戦七番勝負が。

今期は渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦することになり、その第1局が10月17・18日に指し行われ、結果は先手の森内名人が143手で先勝しました。

注目の戦型は矢倉でしたが、お互いがどっしりと構えた形ではなく、急戦調の戦いへと発展しました。

内容的には、後手の渡辺竜王が駒損覚悟で攻め続けたのに対し、森内名人が的確な受けで凌ぎきって最後は安全勝ちに導いた対局でした。

全体的に森内名人に危なくなるような局面も少なく、形勢を損ねないまま押し切った内容だったと思います。


取り上げたい局面はいろいろあったのですが、棋譜コメントを読んでいて気になったことがあったので、以下に掲げました。

その、気になった局面ですが、終盤129手目に先手が▲5二飛と王手をしたのに対し、局後の感想で実戦の△4二桂の合駒の代わり△4二銀と駒を温存するのが勝負手だったとありますが、それには▲7四銀(変化1図)という手で先手の方に分がある気がします。

竜王戦第1局変化1図

この▲7四銀は△6三桂と王手される手を防いでいます。それでも変化1図から△6三桂なら▲同銀成△5一銀打に▲4三歩と打ち付け、以下△5二銀▲4二歩成△同玉▲5二成銀△同玉とばらして、▲5四銀(変化2図)と打ち付ければ先手の勝ちでしょう。

竜王戦第1局変化2図

変化2図より△8三飛とと金を払いつつ詰めろを狙う手には、▲5三銀打△6一玉▲5二金と追っていって、最後は9九の香車の利きと、手持ちの香車を8六に打ち付けるとかすれば、後手玉を追い詰められるでしょう。


最初から観ていてワクワクするような雰囲気を感じましたが、終盤に進むにつれて後手渡辺竜王の手が乏しく、期待したほどの驚きがなかったのが意外でした。

第1局は矢倉戦で森内名人の見事な勝利になりましたが、先後を入れ替えての次局はどんな戦いになるのか、戦型を含めて注目したいと思います。

激戦が続く第61期王座戦五番勝負
今月8日に指し行われた第61期王座戦五番勝負の第4局は、千日手指し直しの末、128手までで羽生善治王座が挑戦者の中村太地六段を破り、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。

この日定刻に始まった将棋は横歩取りの戦型から中盤戦の51手までで千日手が成立し、その後先後を入れ替えて指し直し局が開始されました。

指し直し局は後手となった羽生王座が一手損角換わり戦法に導き、先に先手の中村六段が▲4五歩と突きつけると、すかさず羽生王座は手持ちの角を打ち付けて(△6四角)、以後激しい戦いへと進行しました。

終盤までかなり中村六段が後手玉を追い込みましたが、羽生王座も際どいところを凌ぎながらの指し手となり、最後は難解な局面を乗り越えた羽生王座に勝利が転がり込みました。

多少疑問手があったにせよ、全体的にみて非常に熱戦だったと思います。

局後感想戦でいろいろと指し手について述べられていますが、ひとつ気になったのが下図の局面で羽生王座が「負けなのかなぁ」とコメントしている点です。

王座戦第4局95手目

上図で△6七角が浮かびますが、それには▲7七銀引△3四角成▲6六銀で次に指す手がわからないとのこと。
しかし・・・、△6七角に▲7七銀引なら△同桂成(変化1図)とすればどうなんでしょう?

王座戦第4局変化1図

変化1図から▲6一銀と打って後手玉を下段に誘き寄せる手がありますが、以下△同玉▲3一飛△7二玉となって先手は▲8八金と守るしかなく、そこで△5七桂(変化2図)と打ち込んでいければ(この手は詰めろ)、後手が有利ではないでしょうか。

王座戦第4局変化2図

変化2図となっては先手は▲6七飛以下バラスしかないですが、それでは先手の駒が足りなくなり、明らかに後手の勝ちですね。


私個人としては千日手となった将棋の方が楽しみだったんですが、この指し直し局も非常に見応えがあり、ワクワクしながらの観戦でした。

次回の最終局でどのような結果になるか分かりませんが、いずれにしてもこの王座戦五番勝負は名局のオンパレードで、後世に残る番将棋となるでしょう。

第61期王座戦五番勝負第3局 中村六段が王座獲得に王手
先日(10/2)指し行われた第61期王座戦五番勝負の第3局は、挑戦者の中村太地六段が129手でもって羽生善治王座を破り、対戦成績を2勝1敗としてタイトル奪取に王手をかけました。

本局の戦型は角換わり腰掛け銀となりました。

最新の定跡形から中村六段が未知の局面へと誘導し、中盤戦での攻防に興味を抱かせられました。先に後手の羽生王座が馬で、先手の中村六段は角で、それぞれ相手の飛車に狙いを絞りながらの展開でしたが、先にペースを掴んだ中村六段が形勢を損ねることなく羽生王座に的確に挑み、勝利をものにしました。

終わってみれば、羽生王座の方は全体的に駒が押さえつけられた印象で精彩を欠いた将棋内容に感じられました。

この対局を観ていて私が気になったのが下図の局面です。

王座戦第3局71手目

本譜はこの後△3五歩と金の頭を塞ぐ手でしたが、ここでは△9五歩と端に手を伸ばした方が良かったのではないかと思いました。以下、▲9一成銀△同飛▲9五歩に△9六歩(変化図)と指していければ、後手に形勢が傾いたのではないかと・・・。

王座戦第3局変化図

変化図から、▲同香なら△8六歩▲同歩に△8一飛と寄って玉頭を狙う手段がありそうです。(9筋から7筋にかけて圧力をかければ後手も有望でしょう)


それにしても、ここまでの中村六段の活躍には拍手を送りたいですね。

これまで羽生さんに挑んでいった若い棋士たちは悉く砕かれていましたが(特にタイトル戦)、ここに来て頼もしい若棋士が誕生しそうです。

次局を楽しみに待ちたいですね。