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第71期名人戦七番勝負第2局 森内名人連勝
第71期将棋名人戦七番勝負の第2局が先日(4/24)指し終わり、先手番の森内俊之名人が109手で挑戦者の羽生善治三冠に勝ち、これで開幕2連勝となり、3連覇に向けてリードを広げました。

第1局と同じく相掛かり戦となりました本局、後手の羽生三冠が一時手待ち状態となってしまい、その隙に先手の森内名人が穴熊の構えに入ると、すかさず後手から△3五歩と仕掛けて戦いが繰り広げられました。

その後、羽生三冠は9筋に手を加えて馬を作りながら先手玉に迫りましたが届かず、最後は森内名人が上手く寄せきって勝ちを収めました。

全体を通して森内名人の揺らぎない指し回しが光った一局だったと思います。

下図は△3五歩の仕掛けから数手進んだ局面です。

名人戦第2局69手目

本譜、上図から羽生三冠は△9五歩と突いていったのですが、このあと先手にこの突き捨てを逆用されてしまい、粘りが効かないまま終盤を迎えてしまいました。

代わりに、ここは△9五歩と突かずに△3六歩(変化図)と垂らす手はなかったでしょうか?

名人戦第2局変化図

変化図から▲4四歩なら△3七歩成として、後手もと金が出来ればまずまずです。本譜よりは粘れたのではないでしょうかね。


苦しくなってしまった羽生三冠、次局先手番でどんな戦型で挑むのか注目したいと思います。


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第71期名人戦七番勝負第1局 森内名人先勝のスタート
いよいよ始まりました第71期将棋名人戦七番勝負の第1局が先日(4/10)指し終わり、結果118手にて後手番の森内俊之名人が挑戦者の羽生善治三冠に勝ち、3連覇に向けて好スタートを切りました。

相掛かり戦の戦型で局面が進み、二日目に入ってお互いの攻防戦に見応えがありました。さすがに森内-羽生の名人戦だなあと感心しながらの観戦となりました。

終盤の攻防戦は形勢判断も解らなくなるほど面白かったのですが、森内名人の崩れない戦い方が印象深く、改めて名人タイトルの厚みを感じたほどでした。

羽生三冠に悪い手はなかったように思いますが、ちょっとだけ気になったところを取り上げました。

下図は先手が4六にいた角を▲6四角と出て、後手が4二の玉を△3一玉と引いた局面です。

名人戦第1局66手目

本譜はこのあと▲4六角と戻りましたが、すぐに△3五角と合わされてしまい、後に5四にいた銀まで先手陣の目の前に繰り出させる格好となって、先手が幾分不利になった感じを受けました。

代わりに、上図から▲8三桂と打って△同飛に▲9一角成(変化図)と早々と馬を作って戦う手はなかったでしょうか。(この馬は攻防に効きそうですが・・・)

名人戦第1局変化図

変化図からすぐに△6五歩が飛んできそうですが、この歩を▲同歩と取って△6六歩に▲7七金寄と指すか、あるいは△6五歩に強く▲5五歩と突き合う指し方(こちらの方が有力)も考えられそうです。どうだったんでしょう?


本局は森内名人らしい懐の深い特徴が観られた将棋でした。
次局の対戦、どのような戦型で進むのか注目したいです。