第25期竜王戦七番勝負が始まりました。その第1局が先日指し終わり、後手の渡辺明竜王が106手にて先手の挑戦者丸山忠久九段を破り、幸先良くスタートを切りました。
戦型は角換わり腰掛け銀で組み上がり、定跡を辿りながらの早い展開で1日目にして87手まで進みました。
二日制のタイトル戦でここまで進むのは異常と言えますね。それだけに観戦している方も面白味が薄れたような印象を受けました。
下図の局面辺りではすでに形勢も後手に傾いていて、先手の策がいまひとつヒットしなかった気がします。

上図から▲8一龍なら△7七歩成▲同玉(▲同金は△6五桂~△4四角)△6五銀と迫られて先手苦しくなります。
本譜は角交換して▲8一龍と指しましたが、後手の渡辺竜王の指し手が旨く、先手の丸山九段は後手玉に迫ることさえ出来ず完敗となりました。
うーん、もうちょっと丸山九段に頑張ってもらって、終盤の手に汗握る戦いを観たかったですね。
次局も角交換が有力ですかね? 兎に角、接戦を期待したいです。
戦型は角換わり腰掛け銀で組み上がり、定跡を辿りながらの早い展開で1日目にして87手まで進みました。
二日制のタイトル戦でここまで進むのは異常と言えますね。それだけに観戦している方も面白味が薄れたような印象を受けました。
下図の局面辺りではすでに形勢も後手に傾いていて、先手の策がいまひとつヒットしなかった気がします。

上図から▲8一龍なら△7七歩成▲同玉(▲同金は△6五桂~△4四角)△6五銀と迫られて先手苦しくなります。
本譜は角交換して▲8一龍と指しましたが、後手の渡辺竜王の指し手が旨く、先手の丸山九段は後手玉に迫ることさえ出来ず完敗となりました。
うーん、もうちょっと丸山九段に頑張ってもらって、終盤の手に汗握る戦いを観たかったですね。
次局も角交換が有力ですかね? 兎に角、接戦を期待したいです。
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第60期王座戦五番勝負は既知のとおり、羽生善治二冠が渡辺明王座を3勝1敗で下し、王座のタイトルを奪い返しました。
羽生さんはこれで三冠となり、王座タイトル獲得数がなんと20期目となりました。凄い偉業ですね。
決着がついた第4局は千日手の末指し直しとなり、勝負は夜中に決まりました。こんなこと誰が想像したでしょうか?
千日手局は意表の序盤戦で面白かったのですが、まさか最終盤くらいで千日手になるとは思いもよりませんでしたね。
指し直し局は矢倉の最新形でどんどん進みましたが、羽生さんの先手を持っての攻撃が旨く、迫り来る渡辺王座の手をかわしながら最後は相手玉を討ち取りました。
見応えが多すぎてポイントになる局面を載せることが出来ませんでしたが、全体的に観て羽生さんの将棋がどちらの局でも勝っていたようにみえました。それだけ羽生さんの方が充実しているなと感じられたのです。
来期の挑戦者が誰になるのか分かりませんが、また暫く羽生王座がタイトルを守っていきそうな気がします。
羽生さんはこれで三冠となり、王座タイトル獲得数がなんと20期目となりました。凄い偉業ですね。
決着がついた第4局は千日手の末指し直しとなり、勝負は夜中に決まりました。こんなこと誰が想像したでしょうか?
千日手局は意表の序盤戦で面白かったのですが、まさか最終盤くらいで千日手になるとは思いもよりませんでしたね。
指し直し局は矢倉の最新形でどんどん進みましたが、羽生さんの先手を持っての攻撃が旨く、迫り来る渡辺王座の手をかわしながら最後は相手玉を討ち取りました。
見応えが多すぎてポイントになる局面を載せることが出来ませんでしたが、全体的に観て羽生さんの将棋がどちらの局でも勝っていたようにみえました。それだけ羽生さんの方が充実しているなと感じられたのです。
来期の挑戦者が誰になるのか分かりませんが、また暫く羽生王座がタイトルを守っていきそうな気がします。
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