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第69期名人戦七番勝負第2局 森内九段短手数で快勝
第69期名人戦七番勝負の第2局は、挑戦者の森内俊之九段が68手という短手数で羽生善治名人を破り、開幕から2連勝としました。
戦型は相矢倉戦となり、第一日目から激しい戦いへと進みました。
二日目に入って封じ手から数手進んだところではすでに森内九段が優勢を築いていた模様です。

下図は48手目後手の森内九段が指した△5三金の局面ですが、この手が絶妙で先手からの攻撃が続かない恰好になりました。

名人戦第2局48手目

終局前にも△4一桂(64手目)という堅実な受けの手が出て、森内九段の勝利に繋がりました。

上の局面の△5三金はこれから先も語り継がれることでしょう。


本局は森内九段の攻守のバランスが冴えた快勝譜となりましたね。全体的に落ち着いた指し手が良かったと思います。

それにしても、羽生名人がこうも簡単に負けてしまうのかと不思議な感じでした。これまでに幾多の逆転劇を演じてきた名人ですが、本局はあまりにも過激に行きすぎてどうしようもなくなった感じですかね。

俄然有利になった挑戦者の森内九段が次の対局で王手を掛けるのか、それともここから羽生名人が巻き返しを図るのか、注目となりそうです。

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