第81期棋聖戦五番勝負は羽生善治棋聖の3連勝で棋聖位防衛を果たし、これで3連覇となりました。
戦型は後手深浦康市王位からの一手損角換わりとなり、流れの中で四間飛車を指しました。
一方、先手の羽生棋聖は銀冠に組み相手の攻撃を受ける展開に。
52手目深浦王位の打った△3九銀に羽生棋聖が▲2六飛とかわした場面では後手が損した感じを受けました。(深浦王位は▲2六飛を読んでいたんだろうか?)
△3九銀ではまだしも△2二玉と入城した方が良かったかもしれません。それが後で響いてきます。
局面進んで67手目の▲2三歩(下図)。良くある手ですが、後手にとっては嫌な歩ですね。

△同金ですと▲4三銀と打たれ、後手がしんどい展開になりそうです。
本譜は△8二飛と8筋に飛車を移動させましたが、▲8四歩△6二飛▲8三角成と先手に先に馬を作られてしまいました。
上図から△8二飛に代えて△5五金と思い切っていく手はどうだったでしょうか?
以下▲同歩△同角▲8七玉△3七角成▲1六飛△6二飛▲8三角成(変化図)と進めて、後手からの有効な攻めが続くでしょうか?

模様は後手が良さそうですが、決め手に欠ける展開にもなりかねませんね。また、変化図の局面では後手の馬より先手の馬の方が攻防に利きそうで、働き度合いに差があるようです。▲2三歩の効果も大きいですね。
このシリーズ、終わってみれば今一歩迫力に欠けた感じがします。
(なぜかな・・・?)
やはり、第2局での勝敗の流れ方で、このように一方的になったのかもしれません。
それにしても、羽生さんは一日制のタイトル戦は強いですね。その日にかける集中力が違うのでしょうか? あるいは頭の回転の仕組みが他の人と違うんでしょうかね?
戦型は後手深浦康市王位からの一手損角換わりとなり、流れの中で四間飛車を指しました。
一方、先手の羽生棋聖は銀冠に組み相手の攻撃を受ける展開に。
52手目深浦王位の打った△3九銀に羽生棋聖が▲2六飛とかわした場面では後手が損した感じを受けました。(深浦王位は▲2六飛を読んでいたんだろうか?)
△3九銀ではまだしも△2二玉と入城した方が良かったかもしれません。それが後で響いてきます。
局面進んで67手目の▲2三歩(下図)。良くある手ですが、後手にとっては嫌な歩ですね。

△同金ですと▲4三銀と打たれ、後手がしんどい展開になりそうです。
本譜は△8二飛と8筋に飛車を移動させましたが、▲8四歩△6二飛▲8三角成と先手に先に馬を作られてしまいました。
上図から△8二飛に代えて△5五金と思い切っていく手はどうだったでしょうか?
以下▲同歩△同角▲8七玉△3七角成▲1六飛△6二飛▲8三角成(変化図)と進めて、後手からの有効な攻めが続くでしょうか?

模様は後手が良さそうですが、決め手に欠ける展開にもなりかねませんね。また、変化図の局面では後手の馬より先手の馬の方が攻防に利きそうで、働き度合いに差があるようです。▲2三歩の効果も大きいですね。
このシリーズ、終わってみれば今一歩迫力に欠けた感じがします。
(なぜかな・・・?)
やはり、第2局での勝敗の流れ方で、このように一方的になったのかもしれません。
それにしても、羽生さんは一日制のタイトル戦は強いですね。その日にかける集中力が違うのでしょうか? あるいは頭の回転の仕組みが他の人と違うんでしょうかね?
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昨日指された第81期棋聖戦五番勝負の第2局は、後手番の羽生善治棋聖が112手をもって挑戦者の深浦康市王位を下し、開幕2連勝で早くも防衛に王手をかけました。
戦型は横歩取りとなって、羽生棋聖の△8五飛車戦法で展開されました。
中盤先手深浦王位の▲2二桂成(51手目)から前例のない戦いに移り、これ以降は深浦王位が主導権を握っていたように思われました。
が、しかし終盤にかけて羽生棋聖が危ない橋を渡りながらも相手の攻撃をかわして、最後は先手玉を捕まえました。
この対局で一番輝いたように見えたのが(私感で)、羽生棋聖が打った△2七角(下図)の場面です。

本譜は図から以下▲4六銀打△4九角打と進み、じわじわと後手の羽生棋聖が先手玉を追い詰めていきました。
上図から一度▲3五銀と打って△同玉と誘き寄せ、そこで▲4六銀打で先手が良さそうに思えますが、△4四玉とかわされて次▲3六桂にも△5四玉(変化図)と逃げられ、先手の思うようにはいきません。

変化図から▲7五歩と詰めろ逃れの詰めろの手にも、△4九角打~△8七飛成といった強手があり、先手は勝てません。
どこで先手の深浦王位がおかしくなったのかよく分かりませんが、それにしても裸玉同然の場面から手を作っていく羽生棋聖の指し手には驚くばかりです。
一日制で比較的持ち時間の短いタイトル戦、この先深浦王位がどう巻き返していくのか、第3局以降も注目したいと思います。
戦型は横歩取りとなって、羽生棋聖の△8五飛車戦法で展開されました。
中盤先手深浦王位の▲2二桂成(51手目)から前例のない戦いに移り、これ以降は深浦王位が主導権を握っていたように思われました。
が、しかし終盤にかけて羽生棋聖が危ない橋を渡りながらも相手の攻撃をかわして、最後は先手玉を捕まえました。
この対局で一番輝いたように見えたのが(私感で)、羽生棋聖が打った△2七角(下図)の場面です。

本譜は図から以下▲4六銀打△4九角打と進み、じわじわと後手の羽生棋聖が先手玉を追い詰めていきました。
上図から一度▲3五銀と打って△同玉と誘き寄せ、そこで▲4六銀打で先手が良さそうに思えますが、△4四玉とかわされて次▲3六桂にも△5四玉(変化図)と逃げられ、先手の思うようにはいきません。

変化図から▲7五歩と詰めろ逃れの詰めろの手にも、△4九角打~△8七飛成といった強手があり、先手は勝てません。
どこで先手の深浦王位がおかしくなったのかよく分かりませんが、それにしても裸玉同然の場面から手を作っていく羽生棋聖の指し手には驚くばかりです。
一日制で比較的持ち時間の短いタイトル戦、この先深浦王位がどう巻き返していくのか、第3局以降も注目したいと思います。
正念場となる第21期女流王位戦五番勝負の第4局が昨日徳島市で指され、結果は92手までで後手の甲斐智美女王が清水市代女流王位を破り、女流タイトル二冠となりました。
清水女流王位の初手▲7六歩に対して甲斐女王が早くも△5四歩と指し、続く▲4八銀に△5二飛で後手の中飛車になりました。
序盤は5筋を巡る駆け引きがありましたが、先手の清水女流王位がやや無理して指しているように感じられました。
30手目の甲斐女王が指した△6四歩がなかなか落ち着いた手で、「旨い手だな」と感心しました。
その後飛車交換に進み40手目に後手が△3八飛と飛車を打ち下ろした局面(下図)、すでに後手が一本取った形ですがここで先手に何か粘る手はなかったでしょうか?

本譜は▲6八銀に△4五歩と指され、仕方なく先手は▲7七銀打と防戦しましたが、ここに銀を使うのだったらもっと前に有効に使えなかったのか疑問です。
そこで、上図より▲4九銀と打っていたらどうだったでしょうか?
以下△3九飛成に▲4八銀(変化図)で粘れたのではないかと・・・。

変化図から△4九龍には▲5九金寄、△2九龍には▲6八金寄ぐらいで戦えてないでしょうか?
(尚、△1九龍と香車を取るのは▲2五桂でダメ)
先手は玉型が悪いので大変かもしれませんが、馬を作れたら面白い展開になっていたかもしれません。
清水さんはこれで女流王将の一冠のみとなってしまいました。
里見・甲斐といった振り飛車党で終盤力が強い若手女流棋士が出てきた現状、これから先清水さんらがどのように対策を講じていくのか見物です。
清水女流王位の初手▲7六歩に対して甲斐女王が早くも△5四歩と指し、続く▲4八銀に△5二飛で後手の中飛車になりました。
序盤は5筋を巡る駆け引きがありましたが、先手の清水女流王位がやや無理して指しているように感じられました。
30手目の甲斐女王が指した△6四歩がなかなか落ち着いた手で、「旨い手だな」と感心しました。
その後飛車交換に進み40手目に後手が△3八飛と飛車を打ち下ろした局面(下図)、すでに後手が一本取った形ですがここで先手に何か粘る手はなかったでしょうか?

本譜は▲6八銀に△4五歩と指され、仕方なく先手は▲7七銀打と防戦しましたが、ここに銀を使うのだったらもっと前に有効に使えなかったのか疑問です。
そこで、上図より▲4九銀と打っていたらどうだったでしょうか?
以下△3九飛成に▲4八銀(変化図)で粘れたのではないかと・・・。

変化図から△4九龍には▲5九金寄、△2九龍には▲6八金寄ぐらいで戦えてないでしょうか?
(尚、△1九龍と香車を取るのは▲2五桂でダメ)
先手は玉型が悪いので大変かもしれませんが、馬を作れたら面白い展開になっていたかもしれません。
清水さんはこれで女流王将の一冠のみとなってしまいました。
里見・甲斐といった振り飛車党で終盤力が強い若手女流棋士が出てきた現状、これから先清水さんらがどのように対策を講じていくのか見物です。
注目の若手実力棋士・広瀬章人五段と羽生善治名人が対戦する第51期王位戦挑戦者決定戦が昨日行われました。
振り駒の結果、先手が広瀬五段、後手は羽生名人に。戦型は振り飛車と居飛車の違いはありますが、お互いに穴熊に囲いあっての戦いに・・・。
こうなればどちらも負け数の少ない形でのぶつかり合いで、見ている方もワクワクするような注目の一戦になりました。
穴熊は囲ってしまったら守りを心配することなく攻めに専念できます。どちらの攻めが鋭いか実力が試される一戦となりました。
そして、勝敗を分けたのが下図に示す局面です。

本譜はここから当然のように△4七金と銀を取りましたが、次の▲2二馬とバッサリ切った手が鋭く、以下は広瀬五段の快勝となりました。
局後羽生名人は図から△3一銀打とするべきだったと述べていますが、金を手放した後に銀を打って守るという態勢ではもう後手が不利のような気がします。すでに後手は作戦負けのようです。(それ以前に後手は何処かに形勢を左右する手があったかもしれません)
△3一銀打には一度▲6五歩として△7八龍に▲4六銀(変化図)でどうでしょう?

一見すると先手玉が薄そうですが、5五にいる馬が攻防に利いているので後手からの攻めは容易ではないと思います。(変化図から後手の攻めが続きそうですが、ちょっと足りない気がします)
それにしても、久々に若手棋士のタイトル挑戦者が出てきたものですね。指し手も揺るぎなく、良く読んでいるなと感心します。
71手目の▲8三角はこの対局で一番印象的な手でした。
王位戦は二日制のタイトル戦ですが、タイトル初挑戦で果たして広瀬五段がどこまで戦えるか、今から楽しみです。
振り駒の結果、先手が広瀬五段、後手は羽生名人に。戦型は振り飛車と居飛車の違いはありますが、お互いに穴熊に囲いあっての戦いに・・・。
こうなればどちらも負け数の少ない形でのぶつかり合いで、見ている方もワクワクするような注目の一戦になりました。
穴熊は囲ってしまったら守りを心配することなく攻めに専念できます。どちらの攻めが鋭いか実力が試される一戦となりました。
そして、勝敗を分けたのが下図に示す局面です。

本譜はここから当然のように△4七金と銀を取りましたが、次の▲2二馬とバッサリ切った手が鋭く、以下は広瀬五段の快勝となりました。
局後羽生名人は図から△3一銀打とするべきだったと述べていますが、金を手放した後に銀を打って守るという態勢ではもう後手が不利のような気がします。すでに後手は作戦負けのようです。(それ以前に後手は何処かに形勢を左右する手があったかもしれません)
△3一銀打には一度▲6五歩として△7八龍に▲4六銀(変化図)でどうでしょう?

一見すると先手玉が薄そうですが、5五にいる馬が攻防に利いているので後手からの攻めは容易ではないと思います。(変化図から後手の攻めが続きそうですが、ちょっと足りない気がします)
それにしても、久々に若手棋士のタイトル挑戦者が出てきたものですね。指し手も揺るぎなく、良く読んでいるなと感心します。
71手目の▲8三角はこの対局で一番印象的な手でした。
王位戦は二日制のタイトル戦ですが、タイトル初挑戦で果たして広瀬五段がどこまで戦えるか、今から楽しみです。
第81期将棋棋聖戦五番勝負の第1局が昨日行われまして、結果103手にて先手の羽生善治棋聖が深浦康市王位を下し先勝しました。
戦型は角換わり相腰掛け銀となりました。この戦型も途中まで定跡化されていて、本局もそのとおり進みました。
そして向かえたのが下図に示す局面。

上図は65手目に先手の羽生棋聖が▲3三銀と打ち込んだのに対し、これに後手の深浦王位が△同桂と応じ(この手は新手とのこと)、すぐに先手が▲同歩成とした局面です。
本譜はこの後△4一玉と寄りましたが、ここでは△同金でも良かったのではないかといろいろ私なりに考えてみました。
△同金に当然▲同馬ですが、次に△2二銀(変化1図)と受けてどうでしょう?

変化1図から先手から攻める手として▲4三桂が有力そうです。△同銀は▲同馬で損なので△2一玉と逃げますが、そこで▲2五桂と跳ねられた局面(変化2図)をどう見るかですね。

変化2図より一つ妙手として△2八馬が考えられます。この手は次に王手馬取りを狙う△3九飛のスペースを作る為の手段です。が、しかし・・・。先手もこうなれば▲2二馬と銀を奪い、△同飛に▲3三銀と詰めろ(▲3一金以下)をかけるでしょう。そこで後手は△3九飛と王手をし、▲8八玉に△4三銀で難しそうですが、ちょっと後手が不利かもしれません。
変化1図や変化2図から別の有力な手もあるかもしれませんが、後手が優位に立てる筋があるかは定かではないです。
戦型は角換わり相腰掛け銀となりました。この戦型も途中まで定跡化されていて、本局もそのとおり進みました。
そして向かえたのが下図に示す局面。

上図は65手目に先手の羽生棋聖が▲3三銀と打ち込んだのに対し、これに後手の深浦王位が△同桂と応じ(この手は新手とのこと)、すぐに先手が▲同歩成とした局面です。
本譜はこの後△4一玉と寄りましたが、ここでは△同金でも良かったのではないかといろいろ私なりに考えてみました。
△同金に当然▲同馬ですが、次に△2二銀(変化1図)と受けてどうでしょう?

変化1図から先手から攻める手として▲4三桂が有力そうです。△同銀は▲同馬で損なので△2一玉と逃げますが、そこで▲2五桂と跳ねられた局面(変化2図)をどう見るかですね。

変化2図より一つ妙手として△2八馬が考えられます。この手は次に王手馬取りを狙う△3九飛のスペースを作る為の手段です。が、しかし・・・。先手もこうなれば▲2二馬と銀を奪い、△同飛に▲3三銀と詰めろ(▲3一金以下)をかけるでしょう。そこで後手は△3九飛と王手をし、▲8八玉に△4三銀で難しそうですが、ちょっと後手が不利かもしれません。
変化1図や変化2図から別の有力な手もあるかもしれませんが、後手が優位に立てる筋があるかは定かではないです。
第21期女流王位戦五番勝負、注目局の第3局目が昨日行われました。
戦型は先手甲斐智美女王の中飛車に、対する後手清水市代女流王位は居飛車での対抗となりました。
序盤から中盤さらに終盤にかけて甲斐女王の指し手がずっと良かったように感じていたのですが、最終盤になって怒濤の攻めを繋げた清水女流王位が逆転勝ちし、対戦成績を1勝2敗として防衛に望みを繋げました。
この対局を見て、「ほんとに将棋って分からないゲームだなあ」とつくづく感じさせられました。
ポイントになる局面はいくつもあったと思いますが、私は終盤戦での下図に示す局面を取り上げました。

上図は114手目に後手の清水女流王位が△3五金と埋めて、詰めろ(△2六金▲同銀△3六銀以下)をかけた局面です。
これに対し本譜は甲斐女王が▲2五金と指した為、次に自動的に△同金と取った手も詰めろが続く形となって先手は守る一方になってしまいました。
ここではちょこっと棋譜コメントにもありましたが、△3五金に▲同金(これも詰めろ:▲2一金△同玉▲3一と以下)とし、△同歩に▲3四桂(変化図)と打ち込んでいれば先手の方が有望だったかもしれません。

変化図から△1二玉は▲1三金△同玉▲1四香と攻めが続き後手玉が詰みそうです。なので▲3四桂は角か銀で取るより仕方ないのですが、次に▲4二とと銀を取った手が▲3一龍以下の詰めろとなって先手の攻勢が続きそうです。
(正確にはどちらが勝ちなのかは判断できませんが・・・)
△3五金みたいに局面を複雑にして相手を迷わせるような指し方は昔から清水さんの得意な指し方の一つで、本局もギリギリのところでそれが功を奏しました。
この対局の結果は両者にとって相当大きいように思われます。五番勝負ですから勝負の流れは急に変わるかもしれませんね。
戦型は先手甲斐智美女王の中飛車に、対する後手清水市代女流王位は居飛車での対抗となりました。
序盤から中盤さらに終盤にかけて甲斐女王の指し手がずっと良かったように感じていたのですが、最終盤になって怒濤の攻めを繋げた清水女流王位が逆転勝ちし、対戦成績を1勝2敗として防衛に望みを繋げました。
この対局を見て、「ほんとに将棋って分からないゲームだなあ」とつくづく感じさせられました。
ポイントになる局面はいくつもあったと思いますが、私は終盤戦での下図に示す局面を取り上げました。

上図は114手目に後手の清水女流王位が△3五金と埋めて、詰めろ(△2六金▲同銀△3六銀以下)をかけた局面です。
これに対し本譜は甲斐女王が▲2五金と指した為、次に自動的に△同金と取った手も詰めろが続く形となって先手は守る一方になってしまいました。
ここではちょこっと棋譜コメントにもありましたが、△3五金に▲同金(これも詰めろ:▲2一金△同玉▲3一と以下)とし、△同歩に▲3四桂(変化図)と打ち込んでいれば先手の方が有望だったかもしれません。

変化図から△1二玉は▲1三金△同玉▲1四香と攻めが続き後手玉が詰みそうです。なので▲3四桂は角か銀で取るより仕方ないのですが、次に▲4二とと銀を取った手が▲3一龍以下の詰めろとなって先手の攻勢が続きそうです。
(正確にはどちらが勝ちなのかは判断できませんが・・・)
△3五金みたいに局面を複雑にして相手を迷わせるような指し方は昔から清水さんの得意な指し方の一つで、本局もギリギリのところでそれが功を奏しました。
この対局の結果は両者にとって相当大きいように思われます。五番勝負ですから勝負の流れは急に変わるかもしれませんね。
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