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情報の友
気になる情報を発信するブログです。
しばらくお休みします
私の母親が三日前に亡くなりました。

これまでずっと在宅介護しておりましたが、遂に病(神経性の難病)には勝てず息を引き取ったのです。

数年前までは医療関係の事など見向きもしなかった私でしたが、母親の病気の事で随分色々な方面を知り、また学ぶことも多くありました。

母親が苦しんでいた顔は忘れられなく(当然ですが)、しばらくは私の脳裏から離れられないでしょう。

父親も別の病で入院しておりますので、落ち着くまではしばらくお休みします。


また復活すること(記事を書くこと)が出来ましたら、ご愛顧下さい。

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第22期竜王戦七番勝負 第1局
第22期竜王戦七番勝負の第1局目が14・15日に行われました。
前期の竜王戦での凄まじい戦いから早一年が経つんですね。

振り駒の結果、先手は挑戦者の森内俊之九段に、後手が渡辺明竜王となりました。
戦型は角換わり腰掛け銀となって進み、一日目にしては早い展開が繰り広げられました。
途中、森内九段が積極的な動きを見せてから二人の駆け引きが面白くなりました。
二日目に入ってからの終盤はかなり見応えがありました。際どい変化が幾つも現れ、思わず盤面に釘付けになってしまうほどに。

一番強く印象に残った局面を掲げます。
図は103手目に先手が▲7一馬と王手飛車取りを狙ったのに対し、後手が△6二桂と合駒した局面です。

竜王戦第1局104手目

図から▲3四金と打っていたら先手の勝ちではないのかと思っていたのですが、よくよく検討してみるとそうでもなかったようです。
▲3四金以下△4五玉▲5五角△同歩の手順で、次に▲8二馬(変化図)の詰めろ(▲4四飛以下)がありますが、そこで△7七銀と打たれると先手玉は詰むんですね。

竜王戦第1局変化図

参考:詰み手順としては、△7七銀▲同桂△同歩成▲同玉△8五桂▲6八玉△5六桂▲同歩△5七銀▲同玉△4八角以下・・・。

この他にも形勢が左右される局面があったと思いますが、はっきりと私の方から伝えることは出来ません。

最後は渡辺竜王が△9五歩(120手目)からの鮮やかな寄せで、まずは一勝を挙げました。

いやー、それにしても初戦から凄い戦いでしたね。
(私には)窮地に強い渡辺竜王の印象が益々焼き付いた一番でした。

次局森内九段がどう巻き返すか、今後ともこの二人の戦いに注目していきたいと思います。

第50期王位戦 深浦王位、死闘の最終局を制す
神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」で行われていました第50期王位戦七番勝負の最終局は、先手番の深浦康市王位が125手で挑戦者の木村一基八段を破りタイトルを防衛しました。

深浦王位はこのシリーズ3連敗のスタートと出足が悪かったのですが、第4局から勝ち続けて4連勝し、3期連続の王位となりました。
尚、3連敗後の4連勝は昨年の第21期竜王戦に続き史上2度目となりました。

本局は最終戦に相応しい見応えのある激しい将棋でした。
戦型は深浦王位の横歩取りに対し、後手木村八段が8五に飛車を引く中座飛車からの戦いになりました。

二日目に入ってからの攻防が特に見応えが多くて、二人の必死の戦いに釘付けになりました。
終盤辺りはかなり木村八段の優勢が続いていたように思われましたが、深浦王位も自玉を上手く操りながら相手陣の隅まで逃げ込んで詰みを困難にしました。大駒を全部取られながらも必死の大逆転劇に驚きました。

木村八段に勝ちがあった局面は沢山あったと思いますが、私的に特に気になったのが下図のところです。

王位戦第7局95手目

本譜は△8一歩と打ちましたが、ここは単に△7二飛としていれば後手が大いに優勢になっていたのではと思います。
△7二飛以下、▲同玉△8一銀▲7三玉△7二歩▲6四玉△7三銀▲7五玉に△6二玉(変化図)としていたらどうだったでしょうか?

王位戦第7局変化図


いやー、それにしてもこの大逆転の大勝負には驚かされました。
木村八段も後一歩のところまで追い込んでいただけに悔やまれるでしょうね。

羽生さん以外の棋士のタイトル戦でここまで興奮したのは珍しいです。