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第79期棋聖戦 最終局で羽生名人が棋聖奪還
昨日行われた第79期棋聖戦の第5局は、挑戦者の羽生名人が勝利して、8期ぶりに棋聖位に返り咲きました。

2勝2敗のタイで向かえた第5局、改めての振り駒の結果、前局と同じく先手が佐藤康光棋聖、後手が羽生善治名人となりました。
後手番になった羽生名人がどんな作戦を立ててくるのか注目していましたが・・・。

本局の戦型は一手損角換わりからダイレクト向かい飛車に。そして直ぐに角を打ち合って(▲6五角△7四角)、再び交換後お互い玉を囲うことになりました。
先手の佐藤棋聖が早速に穴熊に潜り込むと、羽生名人はすかさず角を打って(△6五角)出ました。

この対局は角の使い方が一つの鍵となるな、と私なりに思っておりました。

その後も角・馬交換などがあって両者読み比べの戦いが続きました。

先手の穴熊の方が囲いが堅いから後半は先手が指しやすいだろうと思っておりましたが、終盤になるにつれて後手の羽生名人が勝負手を放ってきて、形勢はどちらがいいのか分からなくなりました。

下図は終盤98手目に後手が△7三桂と跳ねた局面です。

棋聖戦第5局98手目

このあと先手が▲4三歩と打ったのに対し、後手は▲4三歩は甘いと見て△8六銀から一気に攻め込んで勝利しました。
結果から見ても、後手が88手目に△2一角と遠見から狙った王手の角が利いた恰好になりました。(最後に決めたのも角でした)

どうでしょう? 変な手ですが、図から▲2三香と角を苛めていたら・・・。
▲2三香に△3二角は▲2二香成(△1四角と出れば▲2三銀)。
▲2三香に△4三角は▲4二金、△5四角なら▲4六桂です。
多分▲2三香に△6五角でしょうが、そこで▲5二歩はなかったでしょうか?
放っておけば▲5一金~▲9二銀の詰めろとなります。


本局もそうですが、やはりというか終盤は羽生名人の方が決め手が旨いですね。
勝負所をよく掴んでいると思います。

敗れた佐藤さんは、これで棋王位のみの一冠となってしまいました。第3局で負けたのがずっと尾を引いているように感じました。

羽生さんは暫くぶりの四冠ですが、まだまだタイトル戦はありますからこの後の棋戦も楽しみですね。

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