FC2ブログ
情報の友
気になる情報を発信するブログです。
NHK杯将棋トーナメント(▲飯島五段-△瀬川四段)
昨日のNHK杯将棋トーナメント戦には、注目の瀬川晶司四段が登場していました。
この将棋を振り返ってみましょう。

先手は「将棋世界」にも載っている飯島流引き角戦法の発案者飯島栄治五段。そして後手があの瀬川晶司四段でした。

戦型は序盤から類似のない形になり、双方の構想力が問われる戦いになりました。
先に仕掛けたのは後手の瀬川四段でしたが、先手の飯島五段が旨く凌いで終盤に縺れ込みました。

結果は短時間の中で長手数の詰みを読み切った飯島五段の勝ちとなりました。
瀬川四段にしてみれば後一歩のところまで行っていたのですが、終盤の瀬戸際で魅せた飯島五段の読みが一歩勝っていたようです。

気になった局面を掲げてみます。

NHK杯(飯島五段-瀬川四段)81手目

上図は先手が▲8二歩と打ったのに対し、後手が6三にいた飛車を△8三飛と回し、それに先手が▲8五香と打った局面です。
本譜はここから△9三飛▲8一歩成△9一飛▲同ととなって飛車・角交換になりました。

ここは無理に飛車・角交換をせず、△8四歩と抵抗してはどうだったでしょうか?
以下進めますと、▲8一歩成△8五歩▲8二とに一度△9三飛として、▲9二とに△6三飛(参考図)とかわして、後手有利に進められなかったでしょうかね。
NHK杯(飯島五段-瀬川四段)参考図

参考図から▲7六金なら△7五歩▲6六金△6五歩と追っていきます。

終盤飯島五段が指した詰め手順から推測すると、本譜107手目の▲3三成桂がすでに詰めろになっていたのですね。(本人はまだ確信がなかったようですけど)
また、112手目の△8七角成に代えて△8七飛成だったら後手玉の即詰みはなく、瀬川四段にまだチャンスがあったかもしれません。

うーん、惜しくも瀬川四段に勝利の女神は微笑みませんでしたが、テレビ棋戦にしてはなかなか見応えのある将棋だったと思います。

※対局中の両者を見ていて、瀬川四段よりも飯島五段の方が(手にハンケチを握りしめての姿勢に)何とかしても勝ちたいという表情が感じ取られました。

スポンサーサイト