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女流最強戦(▲中井女流六段-△早水女流二段)
最近はネット将棋も公式戦として認められるようになりました。
大和証券杯のネット将棋・女流最強戦もその一つです。

その中から、1回戦最後の対局となった中井広恵女流六段対早水千紗女流二段戦を取り上げてみましょう。
戦型は後手番の早水女流二段からの一手損角換わり戦となり、中盤に入ったところで早くも後手が一本取った形になりました。

図は先手の中井女流六段の▲2三歩成に後手が△同金と取った局面です。
女流最強戦(中井六段-早水二段)46手目

ここから本譜は▲2五桂と跳ねましたが、折角2三に成り込んだのなら強く▲同飛成と指す手はあったと思います。
以下は△同玉に▲4一角と打ち、△2四玉なら▲2五歩△3五玉▲4七金で明らかに先手が優勢でした。途中△2四玉のところ△3二飛と守るのは、以下▲2四歩△同銀▲3一金△5一金▲3二角成△同飛▲同金△同玉となり、先手に飛車を二枚持たれて後手が不利です。

本譜の進行で、上図から▲2五桂に対して△2四銀▲7五歩となったのが下図の局面です。
女流最強戦(中井六段-早水二段)49手目

本譜はさらに△3七馬▲6八飛△6四馬▲2八角と進んで形勢が微妙になりました。馬を飛車先の筋に引き付けたのが問題で、この後逆に先手から反撃を食らうことになったのです。

△3七馬の代わりに単に△2五銀と桂馬を戴いておけば、後手が優勢のまま進んでいたでしょうね。

本局は大逆転の展開となり、先手の中井女流六段が見事後手玉を寄せて勝ちきりました。

持ち時間の短いネット将棋の為か両者とも緩手が多く、決して本来の実力が発揮された対局ではなかったように思います。

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