fc2ブログ
情報の友
気になる情報を発信するブログです。
ベルリンマラソンで快記録
ベルリンマラソンでまたまた快記録が生まれました。

男子マラソンの世界記録(2時間1分39秒)保持者、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手が自身の記録を30秒更新し、2時間1分9秒の驚異的なタイムで優勝しました。

途中のハーフを1時間を切る59分51秒のハイペースで折り返し、後半も1時間1分19秒で走っています。


キプチョゲ選手の今回の記録を5km当たりで計算すると14分21秒あまりになります。4年前出した記録より3秒あまり速いことになります。


彼の年齢は37歳ですよ。よくもまあこんなタイムで走れるものなんですね。驚きです。超人だ!

スポンサーサイト



女子100メートルに好記録
岐阜の長良川競技場で行われている全日本実業団対抗選手権にて、女子100メートル予選に出場した東京五輪代表の児玉芽生選手が、日本歴代2位となる 11秒24 (追い風1.3メートル)の好記録を出しました。

日本記録は福島千里選手の 11秒21(追い風1.7メートル)です。


二人の記録を無風状況に換算してみると次のようになります。

 福島千里選手の日本記録 広島

  11秒21(+1.7)→ 11秒318

 児玉芽生選手の記録 岐阜

  11秒24(+1.3)→ 11秒325

尚、標高によるアドバンテージはありません。


上記の結果から実力的には僅差であることが分かります。この先の児玉芽生選手の活躍に期待したいですね。

陸上200メートル、男女ベストスリー
アメリカのオレゴン州・ユージンで開催されている陸上の世界選手権にて、男女とも200メートル決勝で好記録が生まれました。

そこで、陸上の200メートル競走に於いて、今日までの男女ベストスリーの記録を無風状況に換算して以下に掲げました。


男子

1)ウサイン・ボルト(ジャマイカ) ベルリン

 19秒19(-0.3)→ 19秒18

2)ヨハン・ブレーク(ジャマイカ) ブリュッセル

 19秒26(+0.7)→ 19秒31

3)ノア・ライルズ(アメリカ) ユージン

 19秒31(+0.4)→ 19秒35


女子

1)フローレンス・グリフィス=ジョイナー(アメリカ) ソウル

 21秒34(+1.3)→ 21秒45

2)シェリカ・ジャクソン(ジャマイカ) ユージン

 21秒45(+0.6)→ 21秒51

3)エレイン・トンプソン=ヘラ(ジャマイカ) 東京
 21秒53(+0.8)→ 21秒60


尚、いずれの地も標高が高くないので、それによるアドバンテージは殆どありません。また、レーンの違いによる走りやすさも考慮していません。


上記の結果から、女子のシェリカ・ジャクソン選手がかなり世界記録に肉薄していたことが分かります。

陸上競技のルールについて感じること
アメリカのオレゴン州・ユージンで開催されている陸上の世界選手権にて、男子110メートル障害決勝でデボン・アレン選手が、わずか1000分の1秒差でフライングとなり失格しました。この時、スタートのピストルが鳴ってからの反応を示す「リアクションタイム」が 0秒099 だっとのこと。

陸上競技では人間が音を聞いてから反応するまで、最短で 0秒100 はかかるという医学的な根拠に基づいていて、それ未満のタイムでスタートすると失格になってしまうのです。


滅茶苦茶厳しいルールで笑ってしまいました。こんなに厳しいなら、なんで記録を出すとき風の影響をもっと考慮しないのでしょうか? 私が常日頃からこのブログで訴えているように、陸上競技のトラックレースでは風や標高による影響がかなりあります。したがって、発表されている記録にはいつも不満を持っています。100分の1秒まで表示されていることに重みがありません。

上のように厳しいルールがあるのなら、もっともっと陸上界もAIや科学的根拠を基に正しい記録を表示するべきだと思います。

サニブラウン・ハキーム、実質日本一に
アメリカのオレゴン州・ユージンで開催されている陸上の世界選手権にて、男子100メートル予選でサニブラウン・ハキーム選手が 9秒98 (向かい風0.3メートル)の好記録で7組1着でゴールテープを切りました。

サニブラウン選手のベストの記録は 9秒97 ですが、この時は追い風0.8メートルだったので、実質的には今回の方がかなり良い記録です。


上記の記録を無風状況に換算して比較してみましょう。

サニブラウン選手のベスト記録  9秒97 (追い風0・8メートル)
 無風に換算した記録    10秒01

サニブラウン選手の今回の記録  9秒98 (向かい風0.3メートル)
 無風に換算した記録     9秒96

ユージンの標高は126メートルと高くないので、それによるアドバンテージは殆どありません。
(ここのサイトを参考にしています)


今回の結果を得て、日本の陸上界でサニブラウン選手が実質日本一となりました。それとともに10秒の壁を突破したのは彼が初めてです。これからのさらなる飛躍を期待しましょう。

ニューイヤー駅伝で快記録
第66回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に於いて、3区(13・6キロ)で旭化成の相沢晃選手が区間新記録の 37分9秒 という驚異的な記録を作りました。従来の区間記録を 30秒 も縮めています。

途中の5キロを 13分19秒 とかなりのハイペースで走破すると、10キロでも 26分51秒 と信じられないスピードで通過し、最終的に上記のような区間新記録を生み出しました。

相沢晃選手は元々1万メートルの公式記録 (27分18秒75) を持っている日本記録保持者で、この駅伝で達成した区間記録を1万メートルに換算すると 27分18秒 台となり、ほぼ同じ記録になります。凄いですね。1キロ当たりだと 2分43秒 台で走ったことになります。

勿論トラック競技とロードレースでは気象条件等違いがありますので、一緒に比べることは出来ないのですが、それにしても驚異的すぎます。


彼のこれからの競技人生が楽しみですね。世界に名の通る選手になって欲しいです。

女子100メートル、世界記録に迫る
8月21日に行われたダイヤモンドリーグ・ユージン大会に於いて、女子100メートルでジャマイカのエレーン・トンプソン・ヘラーが10秒54(追い風0.9メートル)をマークして優勝したとのこと。

この記録は世界歴代2位にあたり、1988年にアメリカのフローレンス・グリフィス・ジョイナーが樹立した世界記録10秒49に僅か0.05秒に迫る好記録です。

彼女は先に行われた東京五輪でも、ジョイナーが1988年ソウル五輪でマークしたオリンピックレコード10秒62を33年ぶりに更新して、10秒61で優勝しています。


尚、このたびの記録を無風状況にて換算してみますと、10秒59になります。また、東京五輪でマークした記録は向かい風0.6メートルだったので、無風状況に換算しますと10秒57に当たります。
(いずれもここのサイトを参考にしています)


過去のジョイナーの記録は様々な疑惑を抱えていて(例えば薬物の問題やインディアナポリスでの予選会に於ける風速の問題等)、世界記録として認められていない向きもあり、今回エレーン・トンプソンがマークした記録が実質世界一といっていいでしょう。

中国の蘇炳添が驚異的なアジア新記録
昨日行われた東京オリンピック陸上男子100メートル準決勝で、中国の蘇炳添が9秒83(追い風0・9メートル)の驚異的なアジア新記録でフィニッシュしました。

従来のアジア記録は彼自身とフェミセウン・オグノデ(カタール)の9秒91でしたから、その記録を0秒08も縮めたことになります。

上の記録を例によって無風状況にて換算してみますと、以下のようになります。

 蘇炳添選手の記録    9秒83 (追い風0・9メートル)
 無風に換算した記録   9秒87

(上記はいずれもここのサイトを参考にしています)

ということで、蘇炳添選手はアジア人として初めて9秒8台を実質的に記録した選手になります。


この衝撃的な記録を見たとき、日本人が置いてきぼりにされたような感覚を持ちました。オリンピックのような大きな大会で、凄い記録を出せる選手が日本人にも現れて欲しいですね。

山県亮太、決して喜べない日本新記録
昨日鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で開催された布勢スプリントの男子100メートル決勝で、山県亮太選手が 9秒95 (追い風2・0メートル)の日本新記録を出しました。

確かに記録の数字の上では凄いことなんですけど、追い風が公認ギリギリの2・0メートルだったことが幸いしていて、実質的にはどうなのか?


そこで、今回の記録を例によって無風状況に換算した場合いくらになるか調べますと、10秒04 になります。なので、実質的には100メートル10秒の壁は破られていないことになります。残念ですが・・・。


山県亮太選手が今までで一番良かったのは、4年前に記録した 10秒00 です。このときは追い風が0・2メートルしかなく、無風状況では 10秒01 になります。


ということで、決して素直には喜べないレースでした。このあとの記録会に期待しましょう。

女子ハーフマラソンで世界新記録
トルコのイスタンブールで4日に行われたハーフマラソンに於いて、女子の部でルース・チェプンゲティチ(ケニア)選手が1時間4分02秒の世界新記録を樹立しました。

従来の記録は昨年2月にアバベル・イェシャネー(エチオピア)選手がマークした1時間4分31秒で、チェプンゲティチ選手は29秒も更新したことになります。

尚、2位にはイェムゼルフ・イェフアラウ(エチオピア)選手が1時間4分40秒、3位にはヘレン・オビリ(ケニア)選手が1時間4分51秒とそれぞれ好記録でフィニッシュしました。


チェプンゲティチ選手の記録を5km当たりで計算してみますと、15分10秒あまりになります。日本記録が新谷仁美選手の1時間6分38秒ですので、これは5km当たり15分47秒余りになりますから、なんとその差は37秒にもなります。


世界は凄いですね。

鈴木健吾 日本人初の2時間4分台で日本新
先日(2/28)行われたびわ湖毎日マラソンで、鈴木健吾選手(富士通)が史上初の2時間4分台となる2時間4分56秒の日本新記録で優勝しました。以前の日本記録は大迫傑選手(Nike)が持っていた2時間5分29秒でしたので、それを33秒更新したことになります。


今回のマラソンで鈴木選手以外にも好記録が続出していたのには、いろいろと気象条件に恵まれていたことと、ペースメーカーの配分も良かったのが要因でしょう。

それにしても、鈴木選手のレース運びは巧みでしたね。前半は向かい風でしたので先頭集団を風除けに利用し、後半はタイミングを見計らって一気に抜け出し、最後は独走状態でゴール。さらに驚いたのには、ハーフのタイムが1時間2分36秒でしたが、後半はそれよりも速く駆け抜けていることです。まさに世界のトップクラスのレース内容で凄いの一言。


鈴木選手の記録を5km当たりで計算してみますと、14分48秒あまりになります。これは大迫選手の日本記録の時より4秒くらい速いタイムで駆け抜けていることになります。


この先、鈴木選手以外にも好記録を出す選手が現れるかもしれませんね。日本のマラソン界に明るい希望が沸いてきそうです。

ハーフマラソンで驚異的な記録
昨日(12/6)スペインのバレンシアで行われた大会の男子ハーフマラソンで、またまた驚異的な記録が生まれました。

 1位の選手 キビウォット・カンディエ(ケニア)
    57分32秒
 2位の選手 ジャコブ・キプリモ(ウガンダ)
    57分37秒
 3位の選手 ロネックス・キプルト(ケニア)
    57分49秒
 4位の選手 アレクサンダー・ムティソ(ケニア)
    57分59秒

以上の4人の選手が57分台をマークし、2019年にジョフリー・カムウォロル(ケニア)が樹立した従来の記録(58分1秒)を上回りました。


キビウォット・カンディエ選手の記録を100メートルに換算してみますと 16秒36 で走破したことになります。これは先日男子1万メートルで相沢晃選手(旭化成)が出した時よりも 0.03秒 速く駆け抜けたことになりますので、その凄さに驚かされます。(日本の男子1万メートルは世界の男子ハーフマラソンより遅いのですから)


それにしても世界は凄いですね。驚異的な記録が次々生まれるのですから、人間の限界がどこまでなのか興味が尽きません。

陸上男子1万メートルで好記録続出
昨日(12/4)行われた陸上の日本選手権長距離種目のうち、男子1万メートルで好記録が生まれました。

 1位の選手 相沢晃(旭化成)    27分18秒75
 2位の選手 伊藤達彦(ホンダ)   27分25秒73
 3位の選手 田村和希(住友電工) 27分28秒92

以上、上位の3人は村山紘太(旭化成)選手が2015年にマークした 27分29秒69 の日本記録を5年ぶりに更新しました。

尚、相沢選手は五輪参加標準記録 (27分28秒00) も突破し、東京五輪代表に内定しました。


相沢選手の記録を100メートルに換算してみますと 16秒39 で走破したことになり、従来の村山選手より約 0.1秒 速いことになります。しかしながら、世界のトップは 15秒7 程度で走り抜けているので、まだまだ大きな差がありますね。


これからの日本選手の活躍に期待しましょう。

陸上1万メートルで驚異的な世界記録
7日にスペインのバレンシアで行われた陸上競技会で、男子1万メートルに出場したジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)選手が、26分11秒00 の驚異的な世界新記録を樹立しました。

これまでの記録は15年前の2005年8月に出したケネニケ・ベケレ(エチオピア)選手の 26分17秒53 ですから、チェプテゲイ選手は実に 6秒 以上更新したことになります。

今回の記録を100メートルに換算すると 15秒71 で走破したことになりますから、その驚異さが分かるでしょう。


尚、日本記録は村山紘太(旭化成)選手の 27分29秒69 ですので、世界との差がものすごく離れている感じですね。

名古屋ウィメンズマラソン 一山麻緒、国内最高記録更新
3月8日に行われた名古屋ウィメンズマラソンで、ワコールの一山麻緒選手が2時間20分29秒の好記録で優勝しました。冷たい雨が降り続ける悪条件のなかでしたが、一山選手は大阪マラソンの松田瑞生選手の記録2時間21分47秒を上回り、文句なしに五輪代表の座を射止めました。また、この記録は2003年1月の大阪国際女子マラソンで野口みずきさんががマークした2時間21分18秒49秒上回り、国内最高をも更新したことになります。


このマラソンで一山選手が凄かったのは、ペースメーカーが外れた30キロ以降のレースで、2位以下の選手が付いてこられないようなハイペースで独走し、最後まで走り抜いたことです。観ていてとても感動的でした。


上の記録を例により5km当たりで計算しますと16分38秒余りとなります。野口みずきさんの国内最高記録の時は5km当たり16分44秒余りですから、約6秒短縮していることになりますね。

一山選手はまだ22歳という若さもあり、これからますます伸びていくことが期待されます。とても嬉しいニュースでした。